にっぽん縦断 こころ旅
NHKにっぽん縦断こころ旅(兵庫県佐用町エピソード)御中
正平さんチヤリオくん、こんにちは
私の思い出の風景を紹介します。
私が生まれ育った所は、兵庫県佐用郡佐用町大木谷(さようぐんさようちょうおおきだに)という豊かな自然に囲まれたところにある「安倍晴明 (あべのせいめい)塚」です。
そこは昔から陰陽師の、安倍晴明(あべのせいめい)と芦屋道満(あしやどうまん)が最後に戦ったといわれ、それぞれの塚が谷を挟み、南西の方向に直線距離で約600mの位置にあります。
私の村には安倍晴明(あべのせいめい)塚があり、村の人々は「せいめいさん、せいめいさん」とよび、大切に守り続けています。
子供の頃、夏のお盆が終わった8月18日には、せいめいさんのお祭りがあり、「しゃんとこ踊り」をしたりお菓子をもらったり、そこへ行くのがとても楽しみでした。
今は、私も嫁ぎ、両親も他界し、空き家になった実家にお墓参りに帰る程度ですが、我が家からはいつも晴明様が見え、誰もいなくなった我が家をやさしく見守っていてくれるようで、とても懐かしく、あたたかな気持ちになります。
今は自転車で走るには、とても気持ちの良い若葉の季節でしょう。JR佐用駅から北西に6キロ程、正平さんとチヤリオくんにはちょうど良い距離となだらかな上り坂、どうぞ訪れてみてください。
私の思い出の味も+(プラス)
戦後すぐに佐用で生まれた「ホルモン焼きうどん」を食べてみてください。お好みでニンニクとゆずが入ったみそ&しょうゆダレでどうぞ(笑)
亡くなった私の父が大好きでした。
それでは、北海道までの春の旅、テレビで応援しています。
兵庫県佐用郡
坂本 さゆり 56歳 女性
兵庫県佐用町
坂本さゆりさん(56歳)からのお手紙