【Q&A】PET-CTとCT検査のどちらを選べばよいか

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まぶたにMALTリンパ腫ができました。生検を兼ねて切除し、全身のPET-CTで他に腫瘍がないことも確認済みです。 今後定期的に、腫瘍ができていないか全身の画像を撮っていくとのことですが、PET-CTについては累積被ばくの心配があり、CTではMALTリンパ腫は写りにくいのではないかという心配があります。
どちらを選ぶべきか、指針のようなものがありますか?あるいは、この二つ以外に、何か合理的な手段があるでしょうか。(48歳 女性)

専門家による回答

PET-CTは、リンパ腫と診断されたときに、病気の拡がりを調べるために、または再発や転移性が疑われたときに行います。つまり、定期的に行わないのが一般的です。
一方、MALTリンパ腫でもリンパ節病変や他の内臓に出てきた場合はCT検査で見つけることができますので、定期的にCT検査を行うことは多いと思います。ただ、CT検査も被ばくしますので、検査の頻度は主治医と相談して決めていきます。CT検査を行わずに定期的な診察と血液検査で経過をみて、異常があった場合にCTを撮像するという方法もありますが、まだ一般的ではないと考えます。

(2021年1月11日(月)~14日(木)放送関連)