鍋料理はだしをしっかりとって減塩
鍋料理はさまざまな栄養素をバランスよく含んだ料理です。冬は特に鍋料理がおいしい季節ですが、塩分が高くなりがちなので注意が必要です。市販の鍋つゆを使う場合、1人分の塩分量は4g前後になります。つけだれも、例えば市販のポン酢しょうゆでは20mLで塩分2gに達することもあります。具として入れることの多い練り物も塩分を高くする一因です。
1日当たりの塩分摂取の目標量は、男性7.5g未満、女性6.5g未満(厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年版」より)、高血圧がある人は6g未満(「高血圧治療ガイドライン2019」より)とされています。塩分控えめでも、昆布と削り節でだしをしっかりとれば、うまみの相乗効果が得られ、メリハリのある味になります。塩分摂取目標量を守るために、「減塩鍋」を手作りしましょう。