きょうの健康

血管の老化を防ぐ!「予防最前線」

初回放送日:2016年5月5日

動脈硬化の早期発見に有効な検査としてFMD検査がある。腕の動脈の血流をいったん止め、再開するときの動脈の広がり具合を測定する。動脈硬化が進み始めて内皮細胞の機能が低下していると血管は広がらないが、内皮細胞の機能が保たれていると血管は広がる。この広がりに重要なのが内皮細胞が出す一酸化窒素だ。一酸化窒素はスタチンなどの薬によって出るようになるほか、中等度の運動を行うことで出るため、運動は予防によい。

放送内容

目次
  • 内皮細胞の機能を保つことで動脈硬化を予防する
  • 内皮細胞の機能低下によって動脈硬化が引き起こされるメカニズム
  • 内皮細胞の機能を調べる「FMD検査」とは
  • 血管拡張物質 一酸化窒素を増やす方法
  • 内皮細胞によい運動の種類と目安