歌舞伎の町 小松 お旅まつり直前 曳山子供歌舞伎の稽古を取材
- 2024年05月09日
本番目前!小松市お旅まつり
小松市で江戸時代から続くお旅まつり
ことしは、5月10日(金)から12日(日)まで行われます。
お旅まつりの華「曳山子供歌舞伎」を取材しました。
【NHKプラスで5/15(水) 午後6:59 まで見逃し配信中】
ことし披露される演目は・・・
歌舞伎が有名な小松市で、毎年行われているのが子供たちが演じる子供歌舞伎です。
お旅まつりでも、レベルの高い歌舞伎が披露されています。
毎年、8つの町のうち2つの町の子どもたちが歌舞伎を披露していますが、ことし披露するのは、西町と八町こども歌舞伎の皆さんです。
八町こども歌舞伎のみなさんです。小学5年生が2人、中学1年生が3人の合わせて5人
北陸新幹線小松駅開業を記念して、3月30日に東京公演が行われ、そのために8つの町から集まった合同チームです。
皆さんがことし披露するのは、ご存じ「勧進帳」です。
35年ぶりの「勧進帳」その難しさとは
小松市といえばの演目「勧進帳」ですが、お旅まつりの曳山の上で行われるのは35年ぶり3度目だといいます。
「毎年披露している演目なんじゃないの」という方もいらっしゃるかもしれませんが、“曳山で”「勧進帳」を行うのは大変なことなんです。
曳山で歌舞伎をすることの最大の難点は、舞台の大きさにあります。
舞台の広さはなんと3メートル×4メートル
限られたスペースの中で、5人の役者が舞台に立ったり小道具を持ったりし、なおかつ「勧進帳」ならではの迫力も必要です。
練習では、向きや立ち位置も細かく調整されていました。
本番に向けて猛練習
去年の秋ごろから練習されている八町こども歌舞伎の皆さん。
使っている台本を見てみると・・・
「ゆっくり」「流れるように」といった書き込みがびっしりとありました。
紙もくたくたになるまで!皆さんの本気度、そして練習量がうかがえます。
八町こども歌舞伎のみなさんは、お旅まつりの3日間であわせて5回披露されるそうです。
5月10日(金) | 16:15 |
5月11日(土) | 16:30(曳山曳揃え・細工町交差点) |
19:00(曳山曳揃え・細工町交差点) | |
5月12日(日) | 15:15 |
18:15 |
歌舞伎についてもっと知りたいという方は
今回紹介した八町こども歌舞伎のみなさんが練習していたのは「こまつ曳山交流館みよっさ」です。
この施設では、お旅まつりで町を練り歩く大きな曳山が展示されているほか、歌舞伎についての資料や体験コーナーもあります!
先日、高畠キャスターが歌舞伎風メイクに挑戦!
弁慶になりきりました!
ほかにも「こまつ曳山交流館みよっさ」では、黒子になったり三味線を体験したりできます。
入館料は無料ですが、体験を希望する方は予約が必要で、料金がかかるものもあります。
開館時間は午前10時から午後5時までです。
【NHKプラスで5/15(水) 午後6:59 まで見逃し配信中】