【動画】ひろしま登山歩 白木山 (広島市安佐北区) #16歩目
- 2024年04月17日
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「ひろしま登山歩」16歩目の山は「白木山」(しらきやま)です。白木山は、広島市の安佐北区にあります。JR芸備線の白木山駅から少し登った場所に登山口があるため、列車を利用しての登山が便利です。近隣に駐車場はありません。
標高差は800m、県内で最も過酷なルートの一つに挑戦してきました。
(NHK広島放送局 前川夏生)
トレーニングの山 白木山
今回は、白木山駅からスタートです。駅を出て舗装された車道を10分ほど登ると、登山口がありますよ。一緒に登るのは登山ガイドの今村みずほさんです。
標高差が800m近くある白木山は、トレーニングのための山として人気なんです。広島の山をたくさん登ったら、ちょっと県外の山に挑戦したくなるじゃないですか。大きな山にチャレンジしたいなと思った時に、この白木山でトレーニングをするんです。
登山口から山頂までは、およそ3時間の道のりです。
登り始めると、まだ午前中にもかかわらず下山してくる人に出会いました。
白木山には、毎日登る登山者や1日に何往復もする登山者もいるそうです。
きつい登りが続く
登山道は整備されていてとても歩きやすいですが、ひたすら樹林帯の登りが続きます。
これまで県内の様々な山に登ってきた私にとっても、成果が試される登山です。
歩くこと1時間半、ようやく五合目に到着です。広くなっているのでここでひと休みします。
行動時間が長くなる白木山では、水分補給が欠かせません。標高が上がると気温が下がるため、温かい飲み物もおすすめですよ。
寒くなってくると冷たい飲みものは飲みにくくなってくるので、温かい飲みものがおすすめです。登山中は脱水が怖いので、しっかり飲んでください
寒さに注意 7合目を超えるとまだ雪が
標高700mを超えると雪が積もっていました。広島市内の山ですが、標高が高い白木山では春でも雪が降る可能性があります。登山道に雪が積もると足を滑らせる恐れがあるため、スニーカーではなく登山靴の着用が安心です。また、防寒対策も欠かせません。(撮影日3月10日)
いよいよ山頂 360度の大絶景
撮影しながら登ること4時間半、ようやく山頂に到着です。樹林帯が続いた登山道を抜けると、一気に開けた山頂に出ます。山頂は芝生の広場になっていてとても開放的です。さらに広島の市街地や県北の山々まで望める360度の絶景が楽しめます。
長くて厳しい登りでしたけど、途中で出会った登山者の皆さんから応援されて、元気がでました。山頂からは、これまでに登った山々が見れてうれしかったです。
【登山歩カメラマンのつぶやき】
人気の白木山。いざ登ってみるとトレーニングのために登る登山者の多さに驚きました。私は下見と撮影の2回登りましたが、両日とも出会った人がいるほどです。
話を聞くと皆さん北アルプスや南アルプスなど明確な目標を持って登山していたのが印象的でした。ぜひ週末に登ってみてください。登山者の皆さんから元気をもらえること間違い無しです。