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司法(41件)の放送記録

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2023年10月30日(月)

遅すぎた“救済”はなぜ 袴田再審・知られざる内幕

身に覚えの無い罪で逮捕されたと無実を訴え続け、裁判がやり直されるまで半世紀の歳月を要する理不尽―。57年前、静岡で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さん(87)。2023年、再審を認める決定が出され、10月27日初公判が開かれました。再審を求める最初の申し立てから40年余り。なぜこれほど長い時間がかかったのか。独自入手した新資料と、元裁判官など当事者たちの ...

2023年2月28日(火)

「どうなる離婚後の子育て 子どもの幸せのために」

年間およそ18万組をこえる離婚。家族の形が多様化する今、離婚後の子育てに関わる議論が国の法制審議会で行われています。父母双方を親権者とする「共同親権」を導入か、一方のみの「単独親権」維持かです。今回、離婚家庭の父母や子どもの声を徹底取材。さらに海外の最新事情もルポし、離婚後も両親が子育てに関わるという考えが浸透しているオーストラリアでそのヒントを探りました。「子どもの ...

2023年1月30日(月)

旧統一教会“残された問題”~日本、韓国で今なにが~

解散命令請求の行方に注目が集まる旧統一教会。高額献金など数々の問題に対し、幹部は“改革”を進めるとしていました。一方で、取材を進めると高額献金にとどまらない問題で“救済”を求める声も。教会の責任者と信者の間で起きていた多額の“借金”をめぐるトラブルとは。さらに、日本の献金を頼っていた韓国で“ある異変”が。献金を求める動きの強化、そして合同結婚式後、韓国に渡った日本人女 ...

2022年12月7日(水)

「入管」でなにが “ブラックボックス”の実態

“ブラックボックス”の内側でいま何が?在留資格を失うなどした外国人を収容する入管施設でスリランカ人女性のウィシュマさんが亡くなってから、まもなく2年。妹は、ある「手紙」について語りました。入管を視察する委員会に届くはずの投書箱に入れられたが、開封は死後。「治療を受けたい」という声は届きませんでした。先月も東京の施設でイタリア人男性が死亡。収容されていた人たちや関係者の ...

2022年11月30日(水)

事件の“その後”に何が 犯罪被害者の闘い

もし無差別事件によって突然日常が奪われたら―。いつ、どこで犯罪に巻き込まれるか分からない現代。様々な事件の被害者や遺族が、事件の“その後"、どんな状況に直面しているのか全国を取材しました。見えてきたのは、事件の傷が癒えないだけでなく、精神的にも経済的にも追いつめられ、苦しみが深まっている実態です。「犯罪被害者等基本法」の成立から間もなく18年。犯罪被害者に必要な支援と ...

2022年11月16日(水)

無実の逮捕なぜ~狙われた中小企業 300日の記録~

"突然の逮捕"は全く身に覚えのないものだった―。2年前、軍事転用のおそれがある機械を不正輸出した容疑で中小企業の社長ら3人が逮捕された事件。勾留は一年近く続き、一人は無実を訴えながら亡くなりました。しかし去年、検察の「起訴取り消し」という異例の判断で事件は突如幕引きに。一体何があったのか?当事者や遺族、専門家らの徹底取材で浮かび上がった「経済安保」強化の下で進められた ...

2022年10月12日(水)

五輪汚職疑惑の深層~スポンサー選定の闇に迫る~

東京オリンピック、パラリンピック大会組織委員会の元理事・高橋治之容疑者が、受託収賄の疑いで逮捕・起訴された事件。内幕についてキーパーソンを独自取材すると、スポンサー選定のプロセスが“ブラックボックス化”していた実態、広告業界なしでは立ちゆかない歪な構造、そして高橋容疑者が理事に抜擢された知られざる経緯が浮かび上がってきました。汚職事件の実態と背景に迫り、透明性なき五輪 ...

2022年9月7日(水)

揺らぐ“中絶の権利”日本の現実は

年間14万件の人工妊娠中絶が行われている日本。産婦人科の医師を対象に調査すると、意図しない妊娠をしたケースでも中絶できない「壁」があることがわかりました。調査のきっかけとなったのはアメリカの中絶をめぐる混乱です。半世紀ぶりに最高裁の判例が覆され、中絶を厳しく規制する州が増えたため、追い詰められる人が相次いでいます。妊娠や中絶という女性の人生を左右しかねない重い選択を迫 ...

2022年8月1日(月)

“戦争犯罪”は裁けるのか ウクライナ検察・知られざる闘い

ウクライナでは今、史上例のない規模での“戦争犯罪”の捜査が進められています。2万件以上の膨大な被害をどう検証し、容疑者を特定するのか。番組では、ウクライナの地方検察庁にカメラを入れ、知られざる闘いに密着しました。困難を極める戦火の下での捜査。そこに、迅速かつ厳しい処罰を求める国民感情が交錯します。果たして検察は「公正な正義」を貫けるのか。そして、プーチン大統領の責任は ...

2022年4月20日(水)

妻は夫に“殺された”のか 追跡・講談社元社員“事件と裁判”

6年前、東京文京区の家庭内で起きたある事件。亡くなったのは4人の子を持つ「母親」、逮捕されたのは出版社に勤めていた「夫」でした。夫は「妻は自殺だった」と無実を訴えるも、一審二審ともに判決は有罪。ところが被告の友人に加え、妻の親族までもが「審理が尽くされていない」と裁判の見直しを求める異例の事態に。なぜか?取材を進めると、裁判ではほとんど検証されなかった“ある事実"の存 ...

2022年2月24日(木)

50年目の独白 ~元連合赤軍幹部の償い~

連合赤軍「あさま山荘事件」から今月で50年。 実行犯のひとりが獄中でつづった“最期の手記”が取材班に託されました。 書いたのは身重の妻を含む14人の仲間のリンチ殺人に加担した、吉野雅邦受刑者(73)。 無期懲役を宣告した裁判長から「生き続け、その全存在をかけて罪を償え」との異例の訓戒を受けました。 50年かけて到達した“許されざる罪”への省察とは。

2021年11月16日(火)

追跡・日大背任事件の〝内幕〟

学生・生徒数9万人以上を誇る国内最大規模の学校法人・日本大学。元理事らが多額の資金を流出させたとして逮捕・起訴される異例の事態となっている。なぜ事件は起き、そして見過ごされてきたのか。番組では大学関係者を徹底取材。元理事が絶大な影響力を持つ理事長を後ろ盾に大学を私物化していた実態や、内部告発があっても改善に活かせない組織の課題が浮かび上がってきた。知られざる事件の内幕 ...

2021年11月9日(火)

旭川女子中学生凍死事件 ~それでも「いじめはない」というのか~

ことし3月、北海道旭川市の公園で女子中学生の凍死体が見つかった。遺族によると、自慰行為の強要やわいせつ画像の拡散などのいじめを受けていた。彼女のSNSには、いじめの告白や、自殺をほのめかすメッセージも残されていた。生徒の生前、映像の存在を知った母親はいじめとしての対応を学校側に繰り返し求めていたが、動きは鈍く、加害者側をかばうような発言さえ聞かされたという。いじめの認 ...

2021年10月5日(火)

工藤会と“91人の証言者” 暴力団トップ死刑判決の内幕

史上初の指定暴力団トップへの死刑判決―。野村悟被告は「生涯、後悔する」と裁判長に言葉を残し、法廷は騒然となった。指定暴力団の中でも“特に危険”とされ、全国で唯一「特定危険指定暴力団」に指定される工藤会。市民をも対象にした数々の凶悪事件で、地域を恐怖に陥れてきた。その工藤会に突きつけられた判決の裏には、覚悟をもって証言した、のべ「91人」の存在があった。元関係者、被害者 ...

2021年6月1日(火)

“私は売られた” 司法取引・当事者たちの告白

6月で制度導入から3年となる「司法取引」。犯罪に関わった人物が、共犯者についての捜査に協力すれば、その見返りに自らの起訴が見送られるなどする制度だ。世界に衝撃を与えた日産自動車カルロス・ゴーン元会長の摘発にも司法取引が使われ、新たな捜査手法として成果が評価される一方、当事者たちへの取材からは、「組織と個人」をめぐる難しい問いも見えてきた。司法取引は私たちの社会や会社観 ...

2021年5月12日(水)

ルポ・少年院 ~少年の更生現場で何が?~

20歳未満で罪を犯した少年が矯正教育を受ける少年院。最近では虐待を受けたり、発達障害に対する周囲の無理解などから社会に適応しづらい少年が多く入所する。課題は再犯の防止。退院後の更生支援は薄く、NPOなど民間の協力団体も出てきているが、コロナの影響で運営が壁にぶつかっている。18歳と19歳に対して、強盗などの罪によっては少年審判ではなく、検察官に送致できるようにする少年 ...

2020年1月9日(木)

ゴーン被告 海外逃亡の衝撃

ひそかに日本を出国しレバノンに渡った日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告。新幹線に乗車し移動、関西空港からプライベートジェットで出国したと見られている。民間の軍事会社が支援したともいわれている衝撃の逃亡劇の背景や、ねらいは何なのか。そして、今後はどうなるのか。緊急取材で知られざる実態に迫る。

2019年7月16日(火)

オウム死刑執行1年 見えてきた真相

去年7月にオウム真理教の死刑囚13人の刑が執行されてからまもなく1年。“異例の執行”の舞台裏で何があったのか?取材チームは、独自に法務省などの関係者、死刑囚たちの弁護士などの新証言を得て、その真相を探っていく。「死刑の決定」はどのように行われたのか。そして、死刑囚たちは、執行直前までの面会や手紙で何を語り、執行時どんな様子だったのか。“究極の刑罰”でありながら、厚いベ ...

2019年6月18日(火)

保釈か 勾留か どう考える?日本の司法

保釈か、勾留か。日本の司法制度が大きく揺れている。日産ゴーン前会長の事件では勾留が100日を超え、海外メディアから激しい批判を浴びた。こうした中で、今、被告の保釈を支援する活動が活発化し、保釈される人の割合も増加している。その一方、保釈中の被告が逃亡したり、事件を起こしたりするケースも相次ぐ。初めて取材が許された東京地検のある部署は被告の追跡に追われている。日本の司法 ...

2019年1月23日(水)

あなたが裁判員に!そのとき何が?~制度開始10年 経験者たちの証言~

重大な刑事事件を対象に、「市民感覚の反映」を掲げて始まった裁判員裁判。開始から10年を迎え、これまでに280万人以上が裁判員候補者になった。裁判員に選ばれたとき、あなたはどんな状況に直面するのか?守秘義務が課される中、経験者たちが話すことのできるすべてを語ってくれた。凄惨な証言に直面しなければならず、仕事を休まなければならないという負担。一方で、アンケートでは96%が ...

2018年7月26日(木)

オウム死刑囚 “最期の手紙”

今日、オウム真理教の元幹部たちの死刑が執行された。「地下鉄サリン事件」などの凶悪事件を引き起こした教祖・麻原元死刑囚をはじめとする7人の執行から間を置かない“同時執行”となった。私たちは獄中で元死刑囚が綴った手紙の内容を独自に入手。そこには、今回刑を執行された元死刑囚が、麻原そしてオウムをどう見ていたのか、なぜ凶悪な犯行に及んだのか、そして犯した罪を自らの“死”をもっ ...

2011年2月24日(木)

遺族の声が司法を変えた ~犯罪被害者・岡村勲さんの闘い~

先月、「全国犯罪被害者の会(あすの会)」の設立以来11年にわたり代表を務めてきた元日弁連副会長の岡村勲さん(81歳)が退任した。14年前、事件で妻の命を突然奪われた岡村さん。遺族として初めて法廷の柵の外側から見た裁判で、被害者や遺族が無視されていると痛感した。そして、「明日の犯罪被害者のために司法を変えなければならない」と、被害者の権利獲得に奔走してきた。その訴えは社 ...

2007年8月29日(水)

無実の“死刑囚”124人の衝撃 ~えん罪に揺れるアメリカ~

先進国で死刑制度を持つ数少ない国、            日本とアメリカ─── 。 今その一角アメリカで、死刑宣告を受け服役していた受刑者の無実が相次いで判明し、大きな衝撃が走っている。えん罪を見つけ出しているのは、進化を続けるDNA鑑定の技術。残された微量の証拠品から、事件の真相に迫り始めている。一方、えん罪のない司法制度への模索も進められている。自白の強要な ...

2006年9月13日(水)

変わらない“オウム”

オウム真理教の麻原彰晃、本名・松本智津夫被告の死刑が近く確定する可能性が出ている。それを前にNHKは、名前を変えて今も活動を続ける教団「アーレフ」の内部に取材に入った。上祐史浩代表は「事件を反省している」と語り、”脱・麻原”の取り組みを強調。ある信者は「事件と向き合いたい」と、脱会した実行犯と手紙のやりとりを続ける。しかし取材からは、松本被告の存在を完全に断ち切れない ...

2005年3月17日(木)

地下鉄サリン事件 被害者の10年

地下鉄サリン事件から10年が経つ。麻原彰晃(本名 松本智津夫)の指示によってまかれた毒ガスのサリンー。罪のない12人の命が奪われ、5000人以上が負傷した。 東京近郊に住む40代の女性は、全身のほとんどが麻痺し、目も失明、言葉もうまくしゃべれなくなった。今なお家族の介護を受けながら、寝たきりの生活を続けている。事件の実行犯は逮捕され、裁判は進んでいるが、女性の体は回 ...

2004年2月25日(水)

終わらないオウム ~信者の親たちは今~

オウム真理教による地下鉄サリン事件から9年、27日に教祖麻原被告への判決が言い渡される。未曾有の事件が節目を迎える中、これまで未解決だった問題の存在が明らかになってきた。 10年前に出家した後、行方が分からなくなっている娘の消息を確かめようと、オウムの施設や警察などを辿る母親。今も名称を変えて活動を続ける教団に残る子供を何とか脱会させようとする親たち。 NHKが入 ...

1995年10月6日(金)

評決は無罪 ~シンプソン裁判・米国は何を裁いたか~

9か月間にわたって全米の人々を釘づけにした法廷ドラマさながらの裁判が終わった。殺人罪に問われた、黒人のアメリカンヒーロー、OJシンプソンが被告となったこの裁判は全米にテレビ中継され、票決の瞬間の視聴率は40%を越えた。無罪判決の出たこの世紀の裁判を振り返りながら、全米の人々を巻き込んだシンプソン裁判をめぐるさまざまな波紋をリポートする。

1995年7月5日(水)

坂本弁護士・オウムと闘った日々 ~残された交渉メモ~

坂本弁護士一家が姿を消してから凡そ6年。坂本弁護士は、オウム真理教の信者の親たちから相談を受け、教団と半年間にわたって交渉を続けていた。坂本弁護士はどのような交渉を行なっていたのか、なぜら致されたのか。 番組では、坂本弁護士が残した50枚におよぶ交渉メモから、その真相に迫る。

1995年5月18日(木)

なぜ無差別テロに走ったのか ~麻原オウムの動機に迫る~

今夜は、オウム真理教と地下鉄サリン事件の動機に迫る。地下鉄サリン事件という、これまで例を見ない無差別テロから2か月、麻原容疑者をはじめオウム真理教がこの事件を起こした疑いが、ますます強まっている。 番組では、宗教団体がなぜこのようなテロを起こしたのか、専門家の分析でその動機を探る。

1995年4月26日(水)

オウム真理教・マインドコントロールの実態

一ヵ月以上にわたって警察の強制捜査を受けているオウム真理教。この教団はわずか11年の間に1万7000人といわれる信者を集め、急成長してきた。この急成長の陰には、若者を取り込む綿密な勧誘マニュアルと特異な修業がたった。 番組では、様々な疑惑に包まれているオウム真理教の勧誘と修業におけるマインドコントロールの実態に迫る。

1995年4月21日(金)

オウムよ兄を返して ~假谷さんら致事件・核心の証言~

今夜は、オウム真理教をめぐる強制捜査の発端となったら致事件の核心に迫るインタビューである。東京・品川区の目黒公證役場・事務長の假谷清志さんがら致され行方不明になっている事件は、オウム真理教の信者だった假谷さんの妹・仁科愛子さんの奪回をめぐって起きたものとみられている。 その假谷さんの妹が、NHKのインタビューに応じた。

1995年4月7日(金)

疑惑の王国・オウム真理教 ~エリート青年・出家の軌跡~

富士山ろくに点在するオウム真理教の施設。家宅捜索でサリンの原料になる物質が大量に発見され、また、この施設が数々の工場を備えた施設であることが分かってきた。ここでの生活はどのようなものなのか、また、化学を専攻する学生たちはなぜオウム真理教に入信したのか、ある信者のケースを通してそのなぞに迫る。 【あわせて読む】 クロ現SPに国谷裕子さん出演&過去の貴重な ...

1995年3月27日(月)

サリンはどこでつくられたか ~オウム真理教の疑惑に迫る~

警視庁は、オウム真理教がサリンを製造していた疑いが強いとして捜索を続けているが、これまでの捜索で、サリン製造に必要な化学物質がすべて発見された。果たして、オウム真理教は、サリンを製造していたのだろうか。一方、およそ5千人が被害にあった地下鉄サリン事件から1週間。この事件でサリンはどのように使われたのだろうか。毒ガス「サリン」とオウム真理教をめぐる疑惑に迫る。