2017年に行われる行政長官選挙のあり方をめぐって、いま香港が揺れている。中国共産党が新たな選挙制度を発表したのに対して、香港の学生たちは「民主派の立候補が事実上不可能になった」と激しく非難。中心街に座り込み、“真に民主的な選挙”を求めて抗議を続けているのだ。デモに参加する若者たちから見えてきたのは、自分は「中国人」ではなく「香港人」であるという、アイデンティティの高まりだった。若者たちの心の中に広がる中国への嫌悪感。そして、大陸と香港の間で深まる溝。香港はどこへ向かうのか?中国の1国2制度の行方は?識者の分析を交えて多角的に伝える。
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