東日本大震災によって関東地方でも大きな被害が出ている。特に注目されているのが地盤改良や杭を使った基礎工事をしていない「戸建て住宅」の液状化。沿岸の埋め立て地だけでなく内陸部でも住宅が液状化に襲われ、被害戸数は関東地方だけで2万近くに及ぶ。補修には数百万円以上かかるため、ローンを抱えながらの費用負担に苦しむ家が数多く出ている。住宅の地盤改良をしようにも、これまでそうした工事の需要がなかったために技術的にも経費的にも大きな壁がある。震災によってあぶり出された「住宅の液状化」の危機。今後どう備えていけばいいのかを探る。
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