最新のテクノロジーを駆使し、野菜を育てる「野菜工場」。今、工場遊休地の活用や雇用拡大、さらにフードロス対策など、地域が抱えている課題解決の切り札として注目を集め、メーカーや商社など異業種からの参入が相次いでいる。さらに、今、野菜工場を新たな輸出産業にしようという動きも始まっている。大手化学メーカーは、太陽光発電やLED、リチウム電池などの先端技術をシステム化し、電気や水のない砂漠でも野菜を栽培出来る装置の開発に成功。砂漠が広がる中東への輸出が具体化している。技術を組み合わせることで輸出産業として発展する「野菜工場」は、日本経済の成長のヒントが詰まっている。ビジネスモデルの可能性を探る。
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