“子供の世話にはなりたくないが、孤独死はしたくない”と、一人暮らしに「気楽さ」と「不安」を同時に抱く高齢者が増えている。そこで今、注目されているのが、気の合う高齢者仲間が集まって、個室を持ちつつ、共同で暮らす「終の住みか」である。10年ほど前から目立ってきたが、高齢者だけの共同生活では行き詰まることもあるため、最近では様々な工夫がされた住まいが出現している。学生やOLには低家賃にして高齢者が若者達と一緒に暮らすハウス、高齢者が先生になって子供向け書道教室を開くハウス、地元の人達から出資を募り地域ぐるみで運営を行うハウスなど。新たな「終の住みか」の最前線を取材し、老後の安心と充実を考える。
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