EPA経済連携協定に基づき、今月からインドネシア人介護士候補の受け入れが全国で本格スタートした。徳島県吉野川市にある特別養護老人ホーム「水明荘」では全国で最も多い5人のインドネシア人が着任した。彼らはインドネシアでは看護師の資格を持っているが、日本の施設で3年の実習を経験した後に、日本人と同じ介護福祉士の国家試験に合格しなければ在留資格を得て日本で働くことはできず、長い間日本で働こうと考えてきたインドネシア人に不安が広がっている。また介護人材を送り出す側のインドネシアでも、日本ではなく中東やアメリカを目指す人たちが増えはじめている。さらに介護現場では言葉や文化の違いからコミュニケーションの問題も浮上してきている。外国人介護は定着するのか。徳島の介護の現場とインドネシアを取材した。
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