オウム真理教の麻原彰晃、本名・松本智津夫被告の死刑が近く確定する可能性が出ている。それを前にNHKは、名前を変えて今も活動を続ける教団「アーレフ」の内部に取材に入った。上祐史浩代表は「事件を反省している」と語り、”脱・麻原”の取り組みを強調。ある信者は「事件と向き合いたい」と、脱会した実行犯と手紙のやりとりを続ける。しかし取材からは、松本被告の存在を完全に断ち切れないまま、教団にとどまる信者達の姿が見えてきた。依然として松本被告を神として崇拝し、事件を正当化する信者もいる。被害者や遺族に謝罪や賠償もきちんと行わないまま、変化をアピールする”オウム”。その実態に迫る。
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