犠牲者が2万4千人にのぼっているパキスタン北部の大地震。国連によると、被害の激しかったカシミール地方のムザファラバードなどでは、建物の80%以上が倒壊したと見られ、パキスタン側の被災地全体で200万人が家を失ったとされる。本格的な冬の到来が1ヶ月後に迫るなか、今も余震が続いているため、被災者は夜も屋外での避難生活を余儀なくされている。国際社会からの支援物資は届き始めているものの、住民の間で物資の奪い合いが起きるなど混乱は続いている。NHKの取材班は、これまで外国メディアがほとんど入ることができなかったカシミール地方の被災地での取材を許され、12日から現地取材を開始した。被災地で今何が起きているのか。現地からの最新報告を伝える。
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