今月、石川県のグループホームで、84歳の女性が28歳の男性職員に暴行され亡くなる事件が起きた。男性は介護の仕事に誇りを持っていたが、夜勤専用の職員という現実とのギャップに「爆発」してしまったと供述している。少人数で家庭的な介護を行うグループホームは、認知症のお年寄りの介護の切り札として、今、全国で急増している。
しかし、「個別の介護」ができる一方で外部の目が届かない”密室”に成りがちとの指摘もあり、サービスの質について施設によりばらつきがあるという調査結果が報告されている。事件は何故防げなかったのか。今後どう質を確保していけばいいのか。事件をきっかけにグループホームのあり方について考える。
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