160万人といわれる痴ほう高齢者の介護をどうするか。今、少人数の痴ほう高齢者が共同生活をおくる施設、グループホームが急増している。この数年で10倍近く増え、2200箇所を越えるまでになった。背景には、介護保険の対象として認められたことや、設立要件が簡略で異業種からの参入が増えていることなどがある。
個々人に応じた手厚い介護が可能で、「痴ほう介護の切り札」と期待されているグループホーム。小規模であるためサービスや価格の実態が分かりにくいと課題も指摘されていたが、この10月から専門家による施設のチェックと情報公開を行う「第三者評価」が、他の介護サービスに先駆けて始まろうとしている。
痴ほう高齢者介護の新しい担い手として期待されるグループホームの可能性を見つめる。
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