犯罪にあった被害者の権利がこれまでほとんど認められてこなかった日本。一昨年「犯罪被害者保護法」が施行されたが、刑事裁判の現場はどう変わったのか、神戸の事件を例にリポートする。
被害者の母が、暴力団からの報復を恐れ申請した「裁判中のついたての設置」が裁判官によって拒絶されるなど、被害者の人権保護はまだ不十分のままである。
5年前に妻を犯罪で失った弁護士・岡村勲さんが中心となって結成された「全国犯罪被害者の会」は、9月ヨーロッパを訪れ調査をおこなう。フランスやドイツでは被害者が刑事裁判に参加できるところまで被害者の権利保護が進んでいる。
番組では、この調査にも同行し、日本における最善の制度を探る模索を描く。
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