みなさま、お元気でお過ごしですか?
大富豪同心も後半戦、いよいよ第7回「一万両の長屋!」が放送になります。
卯之吉は言わずと知れた江戸一番の大富豪・三国屋の孫。
卯之吉の優雅な立ち振る舞いや粋な遊び方は、さすが大富豪といったところですよね。
さてさて、江戸時代のリアル大富豪って、どれくらいのお金持ちだったのか興味がありませんか??
どれくらいの大富豪だったかというと、有名な両替商の資産は幕府の全財産と匹敵するといわれていたそうです。
一個人で幕府の全財産と同じくらいの資産を保有するとは、桁違いの大金持ちです。
三国屋もそれくらいの大富豪なのでしょうか???知りたいところです(?_?)
お金持ちの話はさておき、江戸時代、庶民の生活はどんなものだったのでしょう。
江戸時代は時代劇などで多くみられる時代設定で、みなさんも親近感が湧く時代ではないでしょうか。
ご存じの様に江戸時代は物流が盛んになっていった時代ではありますが、
なんでも手に入る現代とは大きく違った生活でした。
大富豪同心の撮影で使用した美術セットの写真をみながら、ちょっとだけ江戸時代にタイムスリップしてみましょう。
全ての物資が貴重だった時代、壊れてもすぐ捨ててしまうようなことはなく、
壊れては直して使い、また壊れたら違う形で再利用するといったリサイクルが盛んに行われていました。
数多くのリサイクル業者、リサイクル職人がいたそうです。
貴重な布である着物は捨てずに『古着屋』へ、下駄や雪駄を直す『ゲタ歯入れ』、
穴の開いた鍋を捨てずに直す『鋳掛屋(いかけや)』、
ろうそくのカスを集めて溶かしてろうそくを再生する『ろうそくの流れ買い』、
紙くずや古紙から再生紙を作る『紙屑屋』など、
様々な職人に支えられ「もったいない」精神で最後まで使い切る生活だったそうです。
我々、現代の生活も江戸の人たちを見習わなければなりませんね。
古着を売っている屋台
古紙を使って作ったお面(このセットには木彫りのお面もありますね)
この美術セットはきれいな鼻緒の草履が飾られています。
物を大事にしながらも、自分の好きな柄の鼻緒をつけたりして
おしゃれも楽しんだのでしょうね。
そして、現代では考えられない職業も多く存在していたそうです。
『おちゃない』という仕事はなんだと思いますか?
なんと、抜け毛を買い取る仕事だそうです。
抜け毛を集めて髢(かもじ・髪を結う時に添え髪、義毛)を作り商売にしていました。
「落ちはないか」と呼び声をかけるとことから『おちゃない』と呼ばれたそうです。
他には「猫のノミ取りや」や、一人で相撲の立ち合いを再現して投げ銭をもらう「一人相撲」、
なぞなぞを仕掛けてお金をねだる「願人坊主」など一風変わった仕事も色々あったそうです(( ゚Д゚)。
次回放送は第7回「一万両の長屋!」では長屋の大家である「荒物屋」が舞台となります。
「荒物屋」に飾られている竹細工や小間物や、長屋の生活用品など美術セットにも注目しながら大富豪同心を楽しんでみてはどうでしょうか?
土曜時代ドラマ「大富豪同心」 第7回 一万両の長屋!
12月14日(土)午後6時5分~
投稿者:スタッフ | 投稿時間:16:28 | カテゴリ:大富豪同心