第四回「押し込み」はいかがでしたでしょうか。
押し込み強盗を企てる3人組という少し物騒な話でありながらも、どこか憎めないキャラクターたちに
ほっこりもさせられる、そんな回でしたね。
さて、今回和田正人さん演じる源次は、普段は派手な格好の唐辛子売りとして働いていますが、
江戸時代の朝は彼のような行商人が行き交い、売り歩く声でとても賑わっていたそうです。
食材はもちろんのこと、貸本や風鈴、金魚など、様々なものが売り買いされていました。
時代劇におけるこれら江戸の日常風景は、「仕出し」と呼ばれるエキストラの方々によって演じられ、
作品作りには欠かせない存在の一つでもあります。
エキストラと言っても、自分で着付けができたり、所作を身につけている方が多く
カメラに映らない可能性があっても、結構細部まで演技していたりします。
ストーリーの本筋はもちろんの事、そういった背景も観ながらご覧いただくと
いっそうドラマの深みを味わえるのではないでしょうか。
ちなみに、金平がスリを行ったり、おてつの裏の顔を目撃した場所は、嵯峨にあるお寺です。
一箇所で様々なシチュエーションが撮影できる、時代劇ではおなじみのありがたいロケーションで、
こういった素晴らしい場所に恵まれながら作品作りができるのは、京都での撮影の醍醐味でもあります。
次回の第五回「みな殺し」は5月5日(金)夜8時放送です。
お楽しみに!
投稿者:スタッフ | 投稿時間:21:00 | カテゴリ:立花登青春手控え2