第4話「十手の誇り」
皆様、ご覧頂きましたでしょうか?
スタッフUです。
今回は榎戸が活躍するお話でした。
ヨワヨワしくて、目下の人間にも“殿”をつけて呼んでしまう彼が、
尊敬する与力のために奮闘する姿や
裏切りにあっても十手の誇りを持って立ち向った姿を見せ、
第2シリーズでは少しずつ強い同心に成長しているのがわかります。
これからもお金や出世に目をくらませず、正義に生きる同心でいてほしいです。
それにはたくさんの人々の支えが必要であり、
特に榎戸の父親の代から岡っ引きとして仕える源吉の存在は欠かせません。
岡っ引きは同心に雇われている立場ですが、
源吉が時折、榎戸に対し「坊ちゃん」と叱咤する姿は、まるで父親のようです。
自分のことを多く語らない源吉ですが、
きっと酸いも甘いも経験してきたのでしょう。
そんな源吉と信兵衛との信頼関係も素敵ですよね!
私個人的には「縄を打てー」という掛け声とともに
見事な縄さばきをみせる源吉が好きです。
4話でも島帰りの男・又八を捕まえた姿、かっこよかったですね!
子連れ信兵衛の見どころである、毎回後半にある殺陣。
今回は信兵衛役の高橋克典さんと
数々の時代劇で殺陣を披露している伊吹吾郎さんの立ち合いでした。
殺陣のシーンは殺陣師の上野隆三先生(写真右)と演出によって話し合われ、
リハーサルを重ねます。
殺陣師は、お二人以外にもその他の同心役一人一人に殺陣をつけ、
また役者さん自身も自分で考えながら動きを決めていくのです。
殺陣シーンは、出演がなくても勉強にと見学にくる役者さんも多くいます。
また、我々スタッフ陣にとってもケガやアクシデントがないように気を張って行う撮影で、
毎回現場はとてつもない緊張感が走っています。
今度は池に落ちる殺陣や、鶴之助をおんぶしながらの殺陣も登場しますが、
刀一振り一振りに関係者全員の魂がこもっておりますので、
ぜひ作品の中でその熱い思いを感じ取って頂ければなと思います!
■次週予告■
第5話「まことの親子」は、突然鶴之助の伯母・里緒が信兵衛の前に現れます。
そして、里緒は鶴之助を養子にしたいと申し出てくるのです。
里緒は子どもに恵まれず、
しかも夫は、器量よしと評判の、水茶屋の娘・おすずにゾッコンだそうで……
(水茶屋とは現代でいうメイド喫茶のような場所です)
そのうえ、その水茶屋がまた何とも怪しい。
信兵衛は因縁に巻き込まれた人々を救うことができるのでしょうか?
そして、鶴之助の運命は?
次回は12月9日(金)夜8時からBSプレミアムにて放送です。こうご期待!
投稿者:スタッフ | 投稿時間:21:00 | カテゴリ:子連れ信兵衛2