演出の吉田です。

10月2日から始まるこの番組聴いていただきますと、まず、みなさん思われるのは・・・
ヒロイン・芦原瑞穂には、朝倉あきさんしかいないということでしょう。
原作者・古内一絵さん（写真前列左から2人目）のハラハラドキドキのストーリーと相まって、朝倉さんの空に抜けるように爽快感ある声とお芝居が、競馬の世界に挑む女性ジョッキーのひたむきな姿と重なって、「次回はどうなるんだ？　アレ、もう最終回かよ」と引き込まれ、終わったとき、また始めから聴きたくなること請け合いです。



また、ヒロインが所属する緑川厩舎は、「藻屑（もくず）の漂流先」と呼ばれていますが・・・
なかでも調教師の緑川光司は「やる気ゼロ！」ぶりが徹底した古内さん入魂のキャラクター。笑えます！
演じるのは東幹久さん！
競馬中継番組では司会も務めるなど、尋常じゃない競馬愛の持ち主が演じる緑川・・・
初めはダメダメ・・・でも第4回、第５回から火がつくと、もう誰にも止められない。最終回は激アツ！　SO HOT！です。

古内さんからはキャスティングイメージまで・・・
打ち合わせ真最中に「ナイツの土屋さんは競馬実況をおやりになりたいんですって」と言われ、
土屋伸之さん（写真最後列中央）が演じる、「広報の大泉」が実況をするという設定ができあがりました。
最近はネット投票もできるようになりましたので経営が上向いて来た地方競馬もたくさんあります。
でも鈴田競馬のように経営が苦しいところは、広報の方が実況をすることもあるんです。

厩務員の面々も型破りです・・・
イケメン厩務員、木崎誠を演じるのは、永嶋柊吾さん（写真最前列右端）。
木崎は幼少時に受けたトラウマから、失声症となり、話すことがほとんどできません。
馬を育てることにかけて天才の木崎が、中央競馬ＧⅠレースに向けてどんな手腕を発揮していくかは・・・後半のお楽しみ。
飼葉（かいば）担当の厩務員、トクちゃんは政岡泰志さんです（写真2列目右から2人目）。
劇団動物電気の主宰で、お芝居の魅力もさることながら、広島ご出身ですので、広島ことばがバッリバリ。
その可笑しさ、超絶品です。
最古参の厩務員、カニ爺は御年79歳の野村昇史さんが熱演して下さいました（写真2列目左から3人目）。
年輪を重ねたお芝居は説得力大アリです。

今回も古河耕史さん、山岸拓生さん、羽場涼介さん、有福正志さん、島崎裕気さん、そして児島功一さんが
大いにドラマを盛り上げていただきました。小山剛志さん、澤田育子さん、森田ガンツさんの怪演ぶりには・・・
脱帽するほかありません。

出演されているのは俳優さんばかりではありません。
主な舞台となる広島の鈴田競馬の実況はナイツの土屋さんにお願いしていますが、
京都競馬場や阪神競馬場などＪＲＡ中央競馬での実況は、
中央競馬の実況経験も豊富なアナウンサー小林雅巳さんにお願いしています。
美浦トレセンの取材や実況でお忙しい中、ご協力いただきました。



競馬ファンもビックリの小林さんの「超リアル」実況に、ジョッキーのお芝居を乗せ・・・
馬群やスタンドの歓声を乗せ・・・
作曲家、川崎良介さん渾身の音楽（全編素晴しい！）を乗せるという「超ど級」にぶ厚いサウンドが、
全10回、ぜいたくに展開されます。
ぜひお楽しみに！

番組が始まりましたら・・・
第2弾「こんなに多くの皆さんに支えられています」裏方篇を出します。
「そこまで徹底して音の世界を作り込んでんの！？」と、ビックリされるかも。
そちらも、お楽しみに！

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青春アドベンチャー『風の向こうへ駆け抜けろ』
【放送】 ＮＨＫ‐ＦＭ 10月2日～13日（連続10回）
　　　　  （月）～（金）よる10時45分から11時
【原作】 古内一絵　  【脚色】 大河内聡
【音楽】 川崎良介
【出演】
朝倉あき　東幹久　土屋伸之（ナイツ）　政岡泰志
永嶋柊吾　野村昇史　児島功一　羽場涼介
古河耕史　小山剛志　澤田育子　森田ガンツ
有福正志　山岸拓生　福森加織　建石翔太
島崎裕気　ラヴェルヌ知輝　小林雅巳
【競馬指導】 岩永千明
【番組協力】 さがけいば　船橋ケイバ
地方競馬全国協会　福山市農林水産課

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投稿者:スタッフ | 投稿時間:14:39 | カテゴリ：オーディオドラマ