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浸水被害を最小限に!家庭でできる対策術 ~王林と考える 大雨への備え~

執筆者岡崎雅(ディレクター)
2022年09月16日 (金)

浸水被害を最小限に!家庭でできる対策術 ~王林と考える 大雨への備え~

8月上旬に起こった大雨災害。

青森では30以上の市町村が被災。
最大の被害となった鰺ヶ沢町では、
住宅などがおよそ480棟に浸水被害がありました。

まもなく台風シーズンの秋。
家庭でできる浸水対策を紹介します!

今すぐできるのはこちら。

浸水対策

「側溝」や「雨水ます」のそうじ。

家の近くに必ずある道路の「側溝」や「雨水ます」。
ここが落ち葉やごみで塞がれているとすぐに敷地や道路が冠水するおそれがあります。
あらかじめ掃除をしておくことが大事です!

鰺ヶ沢町の浸水被害の一因になったといわれるのが「内水氾濫」
大雨で市街地に溜まった水の排水が追いつかず、起きてしまったとみられています。

掃除をすると 近所もきれいになり、気持ちもすっきりしますし、
いざというときの備えにもなります。


ここからは
避難の前にできる 浸水から 家を守る対策です。

浸水対策

そこで活躍するのが「水のう」。
聞きなじみのない言葉だと思います。

でも皆さん、災害時に活躍する「土のう」はご存じですよね。
実は「水のう」が土のうの代用品になります!

水のうはゴミ袋に適量の水を入れるだけ。
ゴミ袋は2重にして作ると丈夫になります。
土のうを持っていない人でも水のうならすぐに用意できますね。

水のうを玄関に置いたり、長めの板を水のうで押さえて簡易止水板にしたりと活用できます。

青森にお住まいの皆さんなら、ポリタンクをお持ちの方も多いと思いますので
ポリタンクにレジャーシートをくるんだものも水の侵入を軽減することができます。

 

水のうを持ってみた王林さん。

王林さん

王林さん
重いですけれども、災害が起きた時には頑張れると思います!これだったら簡単にできそうです!

重めの水のうを頑張って持ってくださった王林さん。
軽めの水のうを作って、複数重ねて使用することもできます。
個人に合った重さの水のうを作ってくださいね。

画像のように、水のうを段ボール箱に入れると強度が増します!

ちなみに、
画像のように、水のうを段ボール箱に入れると強度が増します!


また、水のうは別の用途にも役立ちます。

浸水対策

家の周囲で水位が上がってくると、
洗濯機の排水口・風呂場の排水溝・トイレなどから
下水の逆流が起き、水があふれてくることもあります。

そんなとき
「水のう」でフタをして置くと逆流を押さえる効果があるんですよ。

「水のう」は万能!
とは言いすぎかもしれませんが、
明日起こるかもしれない災害に向けて心づもりをしてみてくださいね。


最後に、家財の被害を防ぐ工夫です。

浸水対策

貴重品はなるべく高いところに置きましょう。
また、畳はあらかじめテーブルの上などに乗せておきます。

自家用車は避難までの時間に余裕があれば、
高台の安全な場所に移動。
それが無理でも、エンジン部分だけでも高くするのも効果があります。


浸水被害から家を守る4つの方法を紹介しました!
(国土交通省「家庭で役立つ防災」を参考に制作しました)

こちらはあくまで 災害が起こる前の対策
浸水が起きてしまったらまずは自分の命を守る行動をしてくださいね。

王林さんは収録の際にこのように話していました。

王林さん
危機が迫ったときはみんながみんなパニックになる。だから、本当に自分の身を守るのは自分しかいないと思うんですよ。家族を守るためにも、ふだんから情報をチェックしておいたり、準備しておいたりすれば、ちょっと心の余裕が出て大切な人を守れると思います。

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