2023年01月30日 (月)山口生まれのかんきつ『せとみ』


こんにちは!

キャスターの横山真里奈です。

 

いま収穫時期を迎えているかんきつ「せとみ」についてご紹介したいと思います!

 yokoyama2.jpg






 

2023013001.jpg

こちらが、山口オリジナルのかんきつ「せとみ」です。

オレンジ色が鮮やかで断面からみずみずしさが伝わってきますよね。

 

 

「せとみ」は、温州みかんやイヨカンなどの価格が低かった頃に、

高く売れる新しい品種を作ろうと山口県が20年以上かけて開発した品種。

2023013002.jpg

2023013003.jpg

・イクラのようなプチプチとした食感

・糖度が13度以上

・手で皮がむきやすい

・種がほとんどないといった特徴があります。

一般的なみかんの糖度が11度くらいと言われているので、かなり甘いですよね!

 

 

「せとみ」の収穫時期は1月下旬~2月上旬にかけてなのですが、

今年もそうだったように、近年は収穫の直前に寒波が来るという年が頻発しているそう。

そこで、気候の変化に対応した新たな技術が生まれています。

それがこちら。

2023013004.jpg

見事に樹の半分にだけ実がなっています!

これは「半樹結実」(はんじゅけつじつ)という栽培技術。

樹の半分に通常の倍近くの果実を実らせて樹に負担をかけることで、

着色が進んだり糖度が上がったりと成熟が早まるんだそう。

果実が寒さの被害を受ける前に収穫するための技術です。

 

 

さらに、「せとみ」を長い期間出荷するための貯蔵技術の研究も進んでいます。

2023013005.jpg

温度が8度で湿度が90%の低温高湿の冷蔵庫で、実を一つずつフィルムに包んで貯蔵。

この貯蔵技術であれば、果実の呼吸を抑えて鮮度が保てるため8月まで出荷できるそうです!

国産かんきつが少なくなる5月以降も「せとみ」を楽しめるなんて嬉しいですよね。

 

 2023013006.jpg

収穫を終えたばかりの「せとみ」が出荷されるのは3月上旬から4月にかけて。

春になったら山口生まれのかんきつ「せとみ」を味わってみてはいかがでしょうか?

 

 

投稿者:アナウンス | 投稿時間:16時00分

ページの一番上へ▲