2021年12月09日 (木)「青天を衝け」


北野です。大河ドラマ「青天を衝け」がいよいよ今月26日に最終回を迎えます。

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そのタイトルバック(主題歌の背景映像)に毎回現れる、

この名前が気になっていた山口県の方もいらっしゃるのでは?

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主人公の渋沢栄一とともに、伊藤博文や井上馨といった長州出身の偉人たちも、ドラマの重要な登場人物でした。
その長州出身者たちが話す流暢な「長州ことば」を、演じる俳優さんに指導していたのが、今月の「インタビューこの人」(9日放送)でご紹介した、下関出身の俳優、一岡裕人さんです。

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一岡さんは俳優として、2010年の「龍馬伝」では大村益次郎役、2015年の「花燃ゆ」では毛利敬親役など、大河ドラマで長州出身の人物を演じた一方、出演者の「長州ことば指導」も担当されてきました。また、自ら「長州ことば指導師」を名乗り、各地で長州ことばの魅力を伝える講演などもされています。

 

ドラマの長州ことばのセリフは、主役級でも、ひと言だけの脇役でも、すべて一岡さんが「お手本」を録音した音源を役者さんに渡して聞いてもらっているそうです。
それも、多い時は10回程度同じセリフを録音し、その中から一番いいものを役者さんに渡しているそうです。
そのため、主要キャストがほとんど長州出身だった「花燃ゆ」では、徹夜でセリフのお手本を録音することもしばしばだったそうです。

 

今回の「青天を衝け」では、伊藤博文役をこの方が演じました。

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山崎育三郎さんです。一岡さんは第一印象で、「本物には悪いけど、伊藤博文にしては顔がきれいすぎる(笑)」と思ったそうです。
その一方で、山崎さんは少し早口なので、語尾に「じゃ」「ほ」「そ」「ちょる」などが付く長州ことばは、語尾をきれいに発音しなければ伝わりにくいのでは、と心配していたそうです。

でも、山崎さんは一岡さんの「お手本」を何度も聞き、撮影現場では一岡さんに何度も「こうですか?」と尋ねるなど、熱心に練習された結果、本番では見事な演技を見せ、その出来栄えに指導した一岡さんも思わずガッツポーズをしたということでした。

 

いよいよ残り3回(9日時点)となった「青天を衝け」。渋沢栄一のフィナーレはもちろんですが、長州出身者を演じる俳優さんたちの長州ことばと、それを支えてきた一岡さんの姿も想像しながら、ドラマを楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

そして、「青天を衝け」最終回よりも一足早く、「情報維新!やまぐち」は、ことしは12月24日(金)の放送が最後になります。

ことしも1年間ご覧頂き、ありがとうございました。

来年は1月4日(火)午後6時10分にお会いしましょう!

 

投稿者:アナウンス | 投稿時間:19時00分

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