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除雪機の事故を防ぐには?NHK山形の山田真夕アナが取材!

やままる610 NHKプラスで~12月21日まで配信中!
  • 2023年12月15日

 

去年12月からことし3月までに、山形県内で、雪が絡む死亡事故は3件発生。
そのうちの2件は、除雪機使用中の事故だったことが分かっています。

自宅周辺の雪かきを一気にできる便利な機械である一方で、使い方を間違えると命に関わる重大な事故につながる恐れがあります。

どうしたら、事故を防ぐことができるのか?山田真夕アナウンサーが取材してきました。

相次ぐ 除雪機使用中の事故

 

山形県内で過去15年間(H20~R4)の除雪機による事故の件数です。
県防災危機管理課によりますと、死亡事故は17件、重傷事故は94件発生しています。
昨シーズンだけでなく、毎年のように、死亡事故や重傷事故が相次いでいるんです。

昨シーズンの事故を見ますと、
去年12月、鶴岡市では70代の男性が除雪機の下敷きになり亡くなっていて、
ことし1月には、小国町で70歳の男性が側溝に足をとられて転倒し、除雪機の下敷きになって亡くなっています。

どうしたら事故を防げるの? 注意すべき5か条!

 

注意するべき点は、上記の5つ! ひとつひとつ、細かく説明してきます。

「国土交通省の克雪体制づくりアドバイザー」の二藤部久三さんと「NPOまちづくり大石田」の齋藤忠雄さん

その1 事前に危険か所を把握すべし

いまは降雪前なので大丈夫ですが、雪が降ってしまうと真っ白で何も見えなくなってしまいます。ですから、降雪前に自分の家の周り、もしくは近所にお手伝いに行くという人は、必ず前もって周囲を確認しておいてください。

特に、積雪が多い屋根の下や、段差、灯油タンク、側溝など・・・
除雪機が引っかかりそうな場所を把握しておきましょう。

 

その2 除雪機の点検は入念にすべし

特に点検した方がいいのは、
操作をするレバーがきちんと動くかどうか。
凍ってしまい、動かない場合もあるため、しっかりと動かしながら確認しましょう。

駆動輪に雪が挟まって、凍っていないか。

前方の回転部分の安全ボルトがとれてないか、緩んでいないかを確認しましょう。

 

その3 周りに人がいないかよく確認すべし

その場で全体を見渡して、よく確認できた!と思っても、油断は禁物です。

小さな子どもが雪に隠れていて、突然飛び出してくる可能性もあります。
過去には10歳未満の子どもが巻き込まれて大けがをする事故も起きています。
周囲を歩いて、よく確認すること人が近づいてきたら作業を中断することも重要です!

 

その4 安全装置は固定するべからず

事故を防ぐために重要なのが、この、「安全装置」という部分。

安全装置はハンドル式やループ式などさまざまです。
自分の除雪機がどんな形や機能なのか、事前に確認しましょう!

安全装置というのは、ハンドルを握ると除雪機の回転がスタートし、危険時には手を離すと自動的に止まる機能です。

しかし・・・

「すぐ止まってしまったら不便だから」という理由で、このようにロープで安全装置を固定してしまう人がいます。これは、絶対にやってはいけません!

もし固定してしまうと、滑って転んだりしたときに・・・

危ない!!!
NITEが人形を使って行った実験映像

除雪機が止まらず、そのまま下敷きになってしまいます。
一度回転部分に巻き込まれると、重大な事故につながります。
絶対に、安全装置は固定しないでください。

また、除雪機を操作しながらバックするときには、後ろに障害物や滑りやすい雪がないかどうかを確認しておくことも大切です。

 

その5 雪づまりのときは雪かき棒を使うべし

雪づまりというのは、

上の写真のように、雪が機械につまって、除雪機が動かなくなり、除雪できなくなる現象です。
この現象が起こったときに、注意して欲しいのが、
手ではなく、必ず「雪かき棒」を使って雪を取り除くということです。

 

もし手を入れて取り除いてしまうと、巻き込まれてしまう恐れがあります。
また、合わせて、エンジンを止めてから行うことも重要。
エンジンがついたままだと、雪を取り除いた瞬間に急に動き出す可能性があるため、大変危険です。

雪づまりのときには、
①エンジンを確実に止めること
②雪かき棒を使って取り除くこと
この2つを守ってください!

 

ここまで5か条を細かく見てきました。
いろいろと守る点がありますが、「これだけは守ってほしい!」ということについて、二藤部さんは、このように話していました。
 

『エンジンをかけたまま離れない』『1人で行わないなど何かあったときに助けてもらえる状況で行う』この2つを守れば、事故を最小限にすることができます。注意点をしっかり守っていただいて、今年の冬は安全にけがなく過ごしてもらえたらと思います。

 

  • 山田真夕

    NHK山形 アナウンサー

    山田真夕

    2021年入局。
    山形の夕方のニュース「やままる」のキャスター。
    山形の冬は今年で3回目ですが、初雪を見ると感動します。

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