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あなたは大丈夫?山形の雪道運転

  • 2023年12月14日

今週は本格的な雪のシーズンを前に「大雪から命と暮らしを守るWEEK」として
今だからできる備えや対策についてお伝えしていきます。
今回は、冬の間も避けて通れない「雪道の運転」についてです。

県内のどこでも起こりうる運転のリスク

 

山形県は全域が「豪雪地帯」。
車を運転していて、ひやっとしたことがある方も多いのではないでしょうか。
まずは、県内のどこでも起こりうる雪道運転のリスクについて
国道を管理する山形河川国道事務所の鈴木正臣さんに聞きました。

 

【国土交通省 山形河川国道事務所 鈴木 正臣さん】

冬タイヤを装着していても、スリップには十分な注意が必要になります

雪が融けているように見える日でも
スリップの危険があるといいます。

日中でも日陰の部分は凍結をしている場合があります
気温が上がってきて 油断してスピードを出しすぎて
日陰のところで凍っていないと思って スリップすることもありますので
そこは注意いただきたいなと思います
スピードの出しすぎ 急ハンドル 急ブレーキには大変危険になります
車間距離を十分とって無理をしないでゆとりを持った走行をお願いしたいです

山間部での運転で気を付けることは

さらに、山形に多い山間部では、こんな注意も必要です。

坂道やカーブが連続をして 橋の上やトンネルの出入り口など
凍結をしている可能性が高く より慎重な運転が必要です
また大雪の道には一台が坂道などで登坂不能になると後続車も立往生して
大渋滞が発生したという事例が過去にございます
車にはタイヤチェーンやスコップなどを備えつけていただければと思います

車で立ち往生してしまったときの対処法

雪道で車が動かなくなり、身動きが取れなくなる
「立ち往生」が発生してしまうこともあります。
その対処法がこちら。

①身動きがとれないときは#9910「道路緊急ダイヤル」に電話を!

 

つながらない場合は「JAFロードサービス」へ連絡してください。

②一酸化炭素中毒を防ぐためマフラー周りの除雪を!

エンジンをかけたまま長時間停車すると、マフラーが雪に覆われ、
排気ガスが車内に流れ込んできます。基本的にはエンジンを切る。暖を取るためやむを得ず
エンジンをつける場合は、こまめにマフラー周辺を除雪しましょう。

③立ち往生に備えて車に積んでおいたほうがよいもの

庄内地方の運転で特に気をつけることは…?

ここまで、スリップや山間部でのリスクについて見てきましたが、
海に近い庄内地方での運転では特に気をつけたほうがよいことがあります。
酒田河川国道事務所の児玉仁志さんにお話を聞きました。

 

【国土交通省 酒田河川国道事務所 児玉仁志さん】

冬の庄内地方で注意が必要なのが、
海からの強い風で雪が巻き上げられる「地吹雪」です。
雪で視界が奪われる「ホワイトアウト」を引き起こします。

地形的に「地吹雪」がとくに起きやすい場所が、
酒田市を通る国道7号にあるといいます。

【酒田市の国道7号 広野地区】

こちらは酒田市の広野地区というところです
向こうに庄内砂丘がございますが  その向こう側は日本海になっていまして
冬場になると日本海からの風を防げる地形も建物もございませんので 
風が田んぼに積もった雪を巻き込みながらこちらの国道の方に来て
視程障害「ホワイトアウト」をおこします

広野地区では去年、ホワイトアウトの影響で、ひと冬の間に3回の通行止めを行いました。
酒田事務所ではこの区間について、
気温が0度以下、風速が10メートルを超えるとホワイトアウトが起きやすいとして、
警戒態勢をとっています。
さらに、風を弱める防雪柵も設置していますが、それだけでは防ぎきれないといいます。

風向とかその他気象条件によって効果が薄れる場合がございます
その際は100%ホワイトアウトを防ぐ事は出来ませんので
通行する際は防雪柵があるからと安心して
油断なさらないような運転をお願いします

地吹雪は、晴れていて雪が降っていなくても起きる可能性があります。
もし運転中にホワイトアウトで前が見えなくなったらどうすればよいのか。
対処法がこちらです。

①ハザードランプやヘッドライトをつけ、安全なところに停車する

②車のライトについた雪を取り除く

運転するかどうかの検討も大切!

ここまで運転中のリスクや対処について見てきましたが、
大雪が見込まれるときには、そもそも出かけるかどうかを考えることも重要です。
下の図は、大雪の時に除雪を優先するため通行止めにする可能性がある国道の地図です。

 

【山形県の国道における予防的通行規制(除雪優先)区間】

過去に立ち往生があった場所などが選ばれていて、
先ほどみた庄内の広野に加え、山間部の道路もたくさんあります。
出かけたときにこうした道路が通行止めになっていたら困る、ということもありますが、
そもそも通行止めになるときは運転のリスクが高い状況です。
 お話を伺った2つの河川国道事務所では
大雪のときは気象情報や道路の状況を確認の上、
 不要不急の外出は控えるという選択肢も検討してほしい」と話していました。

これからのシーズン、みなさんもぜひ気を付けてお過ごしください!


 

  • 大橋茉歩

    山形局・ディレクター

    大橋茉歩

    2020年入局
    特技は雪道で転ばずに
    歩くことです

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