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山形市長選挙 候補者の訴えは?演説を徹底分析!

  • 2023年09月04日

任期満了に伴う山形市長選挙は9月3日に告示され、現職と新人のあわせて2人が立候補しました。

立候補したのは、 届け出順に、いずれも無所属で、3期目を目指す現職で公明党が支持する佐藤孝弘氏(47)と、新人で共産党が推薦する元県議会議員の渡辺ゆり子氏(71)です。

NHKは それぞれの候補者の演説を AIを使った 「テキストマイニング」という手法で分析し、告示日最初の演説で有権者にどのような内容を訴えたのか読み解きました。演説の中で使われた政策や選挙運動に関する言葉の回数を集計し、より多く使われた言葉をより大きく表示しています。

 

佐藤氏はおよそ13分間演説しました。
最も多く使った言葉は「支援」と「地域」でいずれも9回でした。「支援」のうち、4回は「子育て」という言葉と一緒に使われていました。

市長を務めた2期8年を振り返る中で、保育料の負担軽減や「子育て」「支援」施設の建設などの実績を強調する文脈で使われていました。

次いで「積極的」が8回、「チャレンジ」が7回でした。
国に「積極的」に要望して予算を確保したり、ふるさと納税の寄付額を伸ばしたりしたみずからの前向きな姿勢をアピールする中で多く使われ「引き続き『チャレンジ』する山形『市政』を前に進めていきたい」と訴えていました。

このほか「持続可能」も4回使われました。
次の4年間、山形市が目指す姿を表すキーワードとして掲げ 「公共交通」の充実、また「地域」経済の活性化や企業誘致によって若者が働く場所を確保し、県内に住み続けられるようにしたいという施策を打ち出しています。

 

渡辺氏は、およそ11分間演説をしました。
最もよく使ったのは 「市民」という言葉で10回、次いで「暮らし」「支援」などが7回となっています。

「暮らし」は物価が高騰する中で開発優先の行政ではなく「市民」の「暮らし」を優先する 「市政」の実現を訴える中で多く使われていました。

また「高齢者」は6回使われていてました。
「高齢者」は公約の柱の1つである 「高齢者」に 安心な街づくりを掲げる文脈で使われていました。
特に、「高齢者」が運転免許証を返納しても生活できるよう 足の確保の重要性を強調し公共交通の充実に力を入れていくことを訴えています。

また「賃金」も5回使われていました。 
物価が高騰している中で、仕事に見合った収入を得られるよう、中小企業の最低「賃金」を引き上げ経営「支援」に力を入れていくとしています。また男女の「賃金」格差是正も課題だとしていて 「ジェンダー平等社会の実現に向けて全力で奮闘して参ります」と話していました。

投票は9月10日に行われ、即日開票されます。

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