【記者特集】教室じゃない"ある場所"で学ぶ英語とは?

 

皆さんは子どものころどんな習い事をしていましたか?

 

または、今、お子さんはどのような習い事をしていますか?

 

20221109_kazama_01.png

 

こちらの調査で(2021年「イー・ラーニング研究所」調べ)

親が子どもにさせたい習い事で1位となったのは…

「英語」

 

 

習い事についてほかの企業が行った調査でも、「英語」が上位に入るなど、子どもに習わせたいという親は増えているんです。

 

“でも、いつから英会話教室に通わせよう?”

 

“英語嫌いにならないためにはどうしたらいい?”

 

そんな悩みを持つ親も少なくないと思います。

 

実は今、教室ではない“ある場所”で子どもたちに楽しみながら英語を学んでもらおうという取り組みが始まっています。

 

 

 

心から楽しめる場所に

 

20221109_kazama_02.png

 

このプログラムには「Kikanasu English(キカナス・イングリッシュ)」という名前がつけられています。

 

「きかなす」は、地元の方言で「人の言うことを聞かない子ども」という意味だそうで、そんな子どもでもつい話を聞きたくなるような、楽しい時間を提供したいという思いが込められています。

 

企画した団体の代表、ラーワー・フレッドさんは

「英語に触れるのはもちろんのこと、子どもたちが自然の中でやりたいことができたり、興味を広げられたり、自分の気持ちを安心して話せたりする場所にもしたい」と話していました。

 

 

専門家は…

 

「子どもはもともと、小さいときから同時に多くの言語を吸収する力を持っている」

 

こう話すのは、言語を習得する際の脳の仕組み「言語脳科学」が専門の東京大学の酒井邦嘉教授です。

 

20221109_kazama_03.png

 

酒井教授にフレッドさんたちの取り組みについて聞いてみると…。

 

「生きた英語に触れたり、会話を通して“自然な英語”を身につけられる貴重な機会だと思う。また、楽しく言語に触れることで英語に対する心理的バリアが低くなりもっと話したいという動機づけにもつながる」(東京大学 酒井邦嘉教授)

 

このプログラムは、12月から月3回程度開かれる予定で、年末には1泊2日のキャンプも計画されています。

 

フレッドさんたちの団体では一緒に活動するボランティアも募集しているということです。

 

【団体のホームページはこちら】

https://www.kamuikids.org/

 

▼あわせて読みたい

【記者特集】生きる力育てる“森のようちえん”

https://www.nhk.or.jp/yamagata-blog2/300/461599.html

 

 



記者特集    

山形局記者 | 投稿時間:14:54