もし家の近くまで水が迫ってきたら…。
大雨や台風で危険が迫ったとき、いったい、どのタイミングで避難すればいいのか。
「わからない」「迷う」「難しい…」
そんなあなたに
知ってほしいのが
“避難スイッチ”ということば。
避難を始めるきっかけ、いわゆる「スイッチ」を事前に決めて安全に避難できるようにしようというものです。
県内ではどれだけ知られているのか。
そして、どのように決めていけばいいのか、取材班が探りました。
個人や家庭で「避難スイッチ」を決めるのにはどうすればいいのか、専門家に聞いてみると…。
竹之内准教授がおすすめしたのが「防災散歩」。
子どもや孫と一緒に家の近所を散歩して「昔ここで川があふれたんだよ」などと話しながら過去に水害が起きた場所や、危険な場所を確認するというものです。
ハザードマップやインターネットの情報を参考にしながら、住んでいる地域でまずどのような危険があるのか探してみてほしいと話していました。
また、竹之内准教授は、“避難スイッチ”を決めるには地域の住民が集まって自分たちの住む場所にどのような危険があるのか話し合うことが重要だと言います。
例えば、話し合うときには
▽「川や山など周囲の異変」
▽「行政からの避難情報」
▽「気象庁や行政のデータ」
などの情報が“避難スイッチ”を決める参考になるということです。
いまは、いつどこで災害が起こるかわからなくなってきています。
あなたやあなたの大切な人の命を守るために大事なこと。
「避難スイッチ」について、災害が起きる前に考えてほしいと思います。
鈴木蒼
(すずき・あおい)
令和3年入局。千葉県出身
警察担当 国際問題なども取材しています
風間郁乃
(かざま・あやの)
平成21年 入局
“多様性を認める社会へ”を自分の中でのテーマに、
福祉や子育て、外国人への支援を中心に取材。
2児の母。
山形局記者 | 投稿時間:19:16