【記者特集】部活の先生は大変...働き方改革のヒントは

 

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中学生や高校生だったころ、部活動に所属していた人も多いのではないでしょうか。私もその1人です。

一方で、部活動の顧問の先生の長時間労働が全国的に問題となっています。

 

文部科学省の調査では、土日に先生が部活動を指導した時間は平成28年で1日平均約2時間。

10年前の平成18年と比較しておよそ2倍に増えたという結果も出ています。

県内の先生たちの現状を取材しました。

 

 

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県教育委員会が行った調査では、県内の中学と高校の先生が去年4月から9月までの半年間、勤務時間外に何の仕事をしていたかをまとめたところ、「部活動」という答えが中学校で16.5日、高校で計22.2日と、いずれも上位にきました。

 

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また、文部科学省が平成28年度に全国のおよそ400の中学校を対象に土日の1日あたりの部活動の指導時間を調査したところ、平均2時間9分で、その10年前から倍増していました。(平成18年度は1時間6分)

 

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その理由を文部科学省に取材したところ、少子化の中でもスポーツ人気は変わらず、「練習したい!」や「たくさん教えてほしい」といった生徒や保護者のニーズが増えていて、それに真摯(しんし)に対応しようとする先生方が増えているからではないかと分析しています。

 

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先生たちの長時間労働を解消しようと、文部科学省は中学校と高校の休日の部活動の指導を地域のスポーツクラブなどに移行させる制度を令和5年度から導入することを決めています。
県内にも、これを先取りする形で10年以上も前から地域と連携して部活動を指導している中学校があります。その実情を取材しました。

 

 

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このような地域のスポーツクラブは県内に62ありますが、部活動に協力しているのは現在23クラブにとどまっています。

この理由について、県教育委員会はスポーツクラブによって設立目的が違うため、部活動向けの指導ができる人材がいないことも背景にあると指摘しています。

 

今後、部活動の地域移行はどう進めていけばいいのでしょうか。

専門家は次のように指摘しています。

 

 

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部活動を先生の手から地域に移行していく取り組みは、長時間労働の解消につながりそうです。部活動の魅力は、目標に向かって仲間と協力することだと思います。だからこそ、地域の人たちが単に技術を伝えるだけでなく、部活動が持つ魅力を伝えることで、先生、そして子どもたちにとっていい結果になればいいと感じています。

 



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山形局記者 | 投稿時間:17:26