【記者特集】"脱孤育て"頼れる人はいませんか?

 

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孤立の「孤」に、育児の「育」で『孤育て(こそだて)』。

誰にも育児の不安を相談できず、孤独感が募る。子育てが母親1人の“孤育て”になってしまう、お母さんたちのことです。

3世代同居率が17.8%と全国で最も高い山形県(平成27年・国勢調査)。一見、子育てをする環境は整っているように見えますが、中には孤独な子育てを経験してきた人もいます。

そんなお母さんたちが、経験や悩みを共有しようと作った新聞があります。新聞に込められた思いを取材しました。

 

 

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多田さんたちが作る新聞の読者が口をそろえて話すのが、「共感」ということばです。

育児で同じ経験をしたお母さんが作る新聞だからこそ、「しんどいのは私だけじゃなかったんだ」などと、新聞を通して共感できるのがこの新聞のだいご味だと取材を通して感じました。

 

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多田さんは

「孤独な子育ては、心理的にも物理的にも頼れる人がいないと感じている人のことではないでしょうか。県外から山形に来たお母さんも多いと思いますが、県内出身のお母さんもコロナ禍の影響で家族や友人と疎遠になり、孤独を感じている人もいると思います」

と話していました。

 

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3世代同居率が全国で最も高い山形県だからと、育児を手伝ってくれるような頼りになる人がみんなにいる、と一概に思い込んでしまうのは、孤独な環境で子育てをしているお母さんに、より孤独感を与えてしまうきっかけになると思いました。

 

多田さんたちが作るお母さん業界新聞のように、お母さんたちのつながりを作る団体は、県内でもほかにもあるので、こうした団体の存在が行政などを通じてもっと広がっていってほしいと思います。

 



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山形局記者 | 投稿時間:16:42