【記者特集】"不幸な猫を増やさない"地域で_行政で

 

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ペットとしての人気が高い「猫」。

 

全国のペットの数を調査している

ペットフード協会によりますと、全国で飼育されている猫は、9778000匹と推計されていて、1000万匹に迫る勢いです。

しかし、今、この猫をめぐって、ある問題に直面しています。何が起きているのか取材しました。

 

 

猫はなぜこんなに数が増えるのか。

 

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山形市動物愛護センター副センター長で獣医師の松野尚さんによりますと、猫は、1年に2回から3回ほど発情期を迎え、その発情期も1週間程度続くそうです。

 

また妊娠をすると、1回で4匹から8匹ぐらいの子猫が生まれます。そして子猫も、生後半年ほどで妊娠することがあり、同じように4匹から8匹ぐらいの子猫を生むということです。

 

さらに「かわいい」「かわいそう」という理由で、猫にえさをあげることで、さらに数が増えるということにつながります。そのためにも不妊・去勢手術が重要になってくるのです。

 

県内の自治体で不妊・去勢手術費用を補助しているのは、山形市のほかに寒河江市と遊佐町だということです。

 

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山形市の場合、補助の対象となるのは、多頭飼育などで、近隣から苦情が寄せられている「飼い猫」と、飼い主のいない「野良猫」です。

メスは1匹につき上限8000円、オスは1匹につき上限5000円の補助を受けられます。

 

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山形市が補助制度を始めたことについて、山形市みしま町内会会長の相橋恭子さんは

「とてもありがたい。補助が出るからということで活動を始めた町内会もあった。引き続き、相談に乗っていきたい」

と話していました。

 

ただ、この問題は、もとをたどれば人間に捨てられた猫が野生化してしまったことが原因です。

今回紹介した取り組みも大事なのですが、何よりもまずは、猫を飼う側が責任をもって最後まで面倒を見ることが大切だと思います。

 



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山形局記者 | 投稿時間:03:21