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2018年811日放送 午後900分~NHK-FM

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番外編『欅坂のお化け屋敷!』

原案:石森虹花、尾関梨香、渡邉理佐

脚本:北阪昌人

★参考:コマチ、ブルー

出演

石森虹花、尾関梨香、渡邉理佐、山寺宏一

あらすじ

欅坂女子学園の同級生、石森虹花、尾関梨香、渡邉理佐の三人は、夏休みにお化け屋敷でアルバイトをすることになった。夏の旅行について楽しく計画しながらバイトへ向かう三人だったが、お化け屋敷会場の古い民家の不気味な雰囲気にさっそく驚かされる。すると、お化け屋敷の館長、怖井古和三(こわい・こわぞう)が現れて…。果たして、このお化け屋敷で彼女たちは、どんな体験をするのか…。

人物相関図

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ナレーション:ここは、欅坂という坂の上にある、お化け屋敷。夏の時期限定で、ある古い民家をお化け屋敷に改装したのです。ここでアルバイトをすることになった、三人の女の子が坂道を上っています。石森虹花、尾関梨香、渡邊美佐。三人は、欅坂女子学園の同級生です。


石森:私たちは、夏休みのバイトに、このお化け屋敷を選んだ。お金をためて、三人で旅行をしようという計画だ。私たちは、欅坂をのぼりながら、どこに行きたいか、ワクワクしながら、話した。

石森:尾関は、どこに行きたい?

尾関:え? 私? 私はねえ、海と山、両方、行きたいかな。海では夕暮れを見て、山では木々に囲まれて・・・。

石森:いいねえ、りっちゃんは?

渡邊:え?

石森:りっちゃん?

渡邊:あ、ああ、ごめん、ぼ~っとしてた。えっとなんだっけ?

石森:旅行、三人でバイト代ためて、どこいきたいか。

渡邊:あ、ああ、そうだねえ、私、虫が苦手だから、虫がいないところだったら、どこでもいい。

石森:なるほど~虫かあ・・・。

尾関:じゃあ、にじぽんは?

石森:え? 私? 私はねえ、犬が好きだから、ワンちゃんと遊べるところ、かな。

尾関:じゃあ、アウトドアとかどう? バーベキューやったり。

石森:いいね! お肉とか野菜を買い込んで!

尾関:でしょ!

渡邊:あのぉ、

石森・尾関:はい?

渡邊:虫、いそうじゃない? バーベキュー。


ナレーション:三人は、坂の上の、古びた家の前にやってきました。


石森:着いたね。

尾関:着いた・・・。めっちゃ不気味な感じだね。

渡邊:なんか・・・お化けでも出そう。

石森:いやいや、だから、出るんだって。私らがやるんだけど。

三人:はははははは、


ナレーション:さて、三人は、このお化け屋敷で、いったい、どんな体験を、するのでしょうか・・・。


石森:お化け屋敷の会場になる、古い家のドアを開ける。

尾関:うわ、なんかカビ臭っ!

渡邊:ひゃあああ!

石森:どうした?

渡邊:ああ、壁にかかった肖像画だった。なんか気味の悪い絵。

石森:ほんと・・・子どもの絵なのか・・・おばあさんの絵なのか、わからないね。

尾関:うわ! うわああああ!

石森:どした?

尾関:今、こ、この絵の女の子が、にやって、笑った。

渡邊:まさか、

石森:ほんと、

女の子:ふふふふ、へへへへへ、

三人:きゃああああああ!

館長:ははははははは、派手なリアクション、ありがとう。バイト希望のひとたちですね。

三人:は、はい。

館長:期間限定、欅坂のお化け屋敷、館長の怖井古和三(こわい・こわぞう)です。どうぞ、よろしく。

石森:びっくりした~。

尾関:脅かさないで下さいよ

渡邉:よろしくお願いします!

館長:ええ、まずは、実地研修を行います。キミ、

石森:はい。

館長:名前は、

石森:石森です。

館長:石森さんは、この衣装を着てもらって、老婆になってもらいます。

石森:はい。あの、馬みたいなやつですね。

館長:そう、王様の耳はロバの耳! おやつがわりのパンの耳! って違う! 違う! ロバじゃなくて、老婆。年老いたおばあさん。お化け屋敷に、ロバはいないでしょ、ロバは。

石森:・・すみません。

館長:まったくもう。じゃあ、さっそく、老婆の声、出してみて、セリフは・・・これで、

石森:わたしの家に勝手に入るんでねえ、

館長:う~ん、もっと、おばあさんな感じで、

石森:わたしの家に勝手に入るんでねえ!

館長:よし、まぁいいでしょう。次、キミは、

尾関:尾関です。

館長:尾関さんには・・・そうだな、そこで、ひたすら、書道をしてもらいます。この服を着て、

尾関:え? これを着るんですか? この真っ赤なシミのついた、エプロン・・・。

館長:怨念の怨という字を、ひたすら書いてください。プロフィールに、特技、書道って書いてあったので、

尾関:がんばります!

館長:はい、よろしく。

石森:あ、館長、

館長:なんだい?

石森:りっちゃんは?

館長:りっちゃん? あ、ああ、キミか、

渡邊:よろしくお願いします。

館長:キミは、顔を真っ白に塗って、お客様の後ろにいつも寄り添ってください。

渡邊:はい、わかりました。

館長:じゃあ、各自、持ち場について、練習しておいてください。

三人:はい!

館長:あ、そうだ、大事なことを言っておくのを忘れました。・・・二階のいちばん奥の部屋だけは、ゼッタイに開けちゃダメですよ。ゼッタイにです。いいですね。

三人:はい。分かりました・・・。

石森:二階の、いちばん奥の部屋・・・。

石森:そう言われると・・・開けたくなるよね。


ナレーション:三人は、指定された場所にスタンバイして、スタッフを相手に、練習をしました。そして、休憩時間になると・・・。


石森:ねえねえ、尾関に、りっちゃん、

二人:なに?

石森:行ってみない?

尾関:まさか、

渡邊:二階に?

石森:そう!

尾関:気になるよね。

渡邊:行ってみる?

石森:行こう。


ナレーション:三人は、あたりを見渡し、こっそりと二階への階段をあがっていきました。


石森:いちばん、奥って、言ってたよね。

尾関:言ってた・・・。

渡邊:こっち、長い廊下が、あるよ。

石森:けっこう暗いね、

尾関:ほんと、

石森:ちょっと、そんなに強く腕つかまないでよ、尾関、

尾関:だって、ちょっと怖いんだもん。

渡邊:あれじゃない? あの、ドア。


ナレーション:廊下の突き当りに、木のドアがありました。


石森:何が、出てくるかな、

尾関:あんがい、館長の休憩室だったりして・・・。

渡邊:そうかもね。

石森:じゃあ、開けるよ。

尾関:ノックしたほうがいいんじゃない?

石森:そうかな、

渡邊:そうだね。

石森:返事ないよ。

尾関:じゃあ、開けていいかな?

渡邊:開けちゃおう。

石森:うん。わかった、いくよ、

石森:ドアを開けると・・・一見、何もない部屋のように見えた・・・。でも、中に入ると

尾関:うわ! びっくりした! 誰かいると思ったら、

石森:鏡?

石森:四方八方、壁は、全て鏡だった。私は、何か、おかしいと感じていた・・・。何がおかしいかというと、

尾関:どうした? にじぽん、

石森:お、尾関・・・

尾関:なに?

石森:あのさ、

尾関:どうしたの?

石森:そこに、りっちゃん、いるよね。

尾関:いるよ、もちろん、

石森:りっちゃん、

渡邊:なに? にじぽん、

石森:でもね、尾関、

尾関:だから、どうしたの!

石森:映ってないの、

尾関:え?

石森:りっちゃんの姿が・・・鏡に、映ってないの。

尾関:あ、あ、ああ、

渡邊:どうしたの? にじぽん。尾関。なにか、怖いものでも、見たの?

石森:りっちゃんじゃ、・・ない。

渡邉:ねぇ、どうしたの?

石森・尾関:きゃあああああああ!

石森:私と尾関は、部屋を飛び出し、二階から転がるように降りて、お化け屋敷の外へ出た。後ろを振り返らず、走る! 欅坂を下る!

石森:うわあああああ!

尾関:うわあああああ!

尾関・石森:はぁはぁはぁはぁ

石森:ようやく坂の下に来ると、そこには、

渡邊:ああ、にじぽんに、尾関。

石森:りっちゃんが立っていた。

渡邊:ごめんね~、すっかり寝坊して、遅刻しちゃった。あれ? どうしたの? 二人とも、顔、真っ青だけど。ねえ、どうしたの? 何か、あった?

収録後のワンショット

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