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2017年121日放送 午後1000分~NHK-FM

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『難波君、大好き!』

原案:山本彩加、渋谷凪咲、太田夢莉

脚本:北阪昌人

★参考:ミッチョン、ドロップアウト

出演

山本彩加、渋谷凪咲、太田夢莉、山寺宏一

あらすじ

NMB学園1年B組にやっきてた転校生、難波屋難波(なんばや・なんば)。「NMBお笑いスクール」からやってくるということで「めっちゃおもろい男子」として噂(うわさ)になっていたのだが、担任から紹介された難波はフツウのおとなしそうな男子。その様子にがっかりしたゆーりとあーやんは、難波を呼び出し、お笑いの特訓をすることに。つっこみの練習から大喜利まで、毎日放課後にレッスンを行っているうちに、ゆーりとあーやんの気持ちにある変化が…。

人物相関図

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ナレーション:ここは、大阪難波にある、NMB学園。新しく始まった2学期、1年B組はざわついていました。転校生がやってくるというのです。


山本:ねえねえ、ゆーり、どんなひとが来るんかな?

太田:なんか、噂では、めっちゃおもしろい男子、らしいよ。

山本:ええ? そうなん?

太田:笑いのセンス抜群の「NMBお笑いスクール」から来るみたい。

山本:お笑いスクール、そんなんあるん?

太田:みたいね。

山本:じゃあ、挨拶なんかも、ドッカーン! って笑いのうずやな。

太田:まあ、そらすごいんじゃない?

山本:楽しみやな、

太田:そやなあ、あ、来た!

担任:ええ、みんな、転校生を紹介する。難波屋難波(なんばや・なんば)君だ。

難波:ど、どうも。

山本:ね、ゆーり、なんかフツウのおとなしそうな男子やん。

太田:なにいってんの、ああいうフツウっぽいんが、いっちゃん、おもろいねん。ええ、みてみ、次にいう言葉で、ドッカーン! や!

難波:ええ、難波です。よろしゅうたのんます。

山本:ええ? ギャグ、あらへんけど。

太田:ほんまかいな。

担任:ええっと、難波屋の席は、ああ、太田と山本の席の間だな。

難波:はい。

太田:まあ見てみ、あーやん、ここまで歩くときに、難波君、コケるで。めっちゃ、コケるで。

山本:そうかな。

太田:まあ、みてみい。

難波:あ、どうも、よろしくお願いいたします!

太田:ってフツウやん! 全然コケへんやん!

山本:ってただの礼儀正しい男子やん!

難波:え?

太田:あんた、それでええと思てんの?

難波:え? ええ?

山本:難波って名前に、誇りを持たなあかん。

難波:えええ?


ナレーション:さて、難波君、いったいどんな二学期を過ごすんでしょうか?


ナレーション:ここは、NMB学園の中庭。転校生の難波君が、クラスメートの太田夢莉、山本彩加に呼び出されていました。


難波:なにかな、用事って。

太田:それはね、難波君が、もっとおもしろいかと思たら、なんやめっちゃフツウやから。

難波:おもろいって、なんで? 別に、ボク、おもろないよ。

山本:いやいや、難波君、NMBお笑いスクールから転校してきたんちゃうの?

難波:あ、ああ、そのことか、いやいやちゃうねん、ボクがおったんは、NMBお笑いスクールの、特別フツウクラスやねん。

太田:知らんわ、そんなクラス。

山本:なんやねん、フツウって。

難波:せやから、人生、なるべくフツウに生きましょう、それがいっちゃんええでっていうクラス。

太田:それなに学ぶの?

難波:まずは、目立たんこと、後ろ指をさされへんこと、笑われへんこと。

山本:ちょっと待った!

難波:なに?

山本:おかしいやろ。

難波:え?

太田:そうや、かりにも、難波の看板しょって、笑われへんて、どうなってんの!

難波:な、なんで、キレてんねん。

太田:私、太田夢莉はねえ、難波が好っきゃねん。難波には、難波の笑いがある。なんでも笑いに変えて、このせちがらい日常を、吹き飛ばすパワーがある、そう思ってんのに、なんやのん、あんたは! フツウ? 目立た? 笑われへん? アホか!

難波:アホって、いいすぎやろ。

山本:私も、正直、がっかりやわ。もっと、パワフルで、シュールで、アバンギャルドやと思うてたわ、難波君。

難波:アバン、ギャルド?

太田:しゃあないなあ、私たちが、みっちり、特訓したる。

難波:特訓?

山本:難波が難波であるために、

太田:とおらにゃいかん、道がある。

難波:え? あの、ボクの道は、ボクが決めたいんですが。

太田:アホんだら! 笑いの道に、近道なし。

難波:は、はい!


ナレーション:放課後、難波君は、ゆーりとあーやんのお笑いレッスンを受けることになりました。


太田・山本:なんでやねん!

難波:なんでやねん。

太田:もっと大きな声で! つっこみは、勢いが大事!

難波:なんでやねん、

山本:もっと大きな声で!

難波:なんでやねん!!

太田:はい、ここに犬がいます。犬も歩けば、棒にあたる・・・。これはフツウです。じゃあ、難波君、どうぞ!

難波:え?

太田:犬も歩けば・・・?

難波:猫に当たる

山本:ブブー! まったく、おもろないわ。

太田:ちなみに、あーやん、どうぞ、犬もあるけば?

山本:岩に当たる

難波:び、微妙・・・。

山本:じゃあ、ゆーり、いくで、犬も歩けば?

太田:坂に当たる

難波:うわ~、おもろな・・・。

太田:って、おまえがいうな!!


ナレーション:こうして、毎日放課後にレッスンを行っているうちに、ゆーりとあーやんの気持ちに、ある変化が起きたのです。


太田:なあ、あーやん、

山本:なに? ゆーり。

太田:最近な、なにや知らん、難波君のことが、めっちゃ愛おしくなるねん。

山本:ゆーり、

太田:ごめん、正直な気持ちやから。

山本:私も、同じ。

太田:えええ?

山本:いつまでたっても、笑いがとられへん難波君、可愛いって思えてくる。

太田:いや、むしろ、新しいお笑いの世界なんじゃないかなあって思う。

山本:新しい、お笑い?

太田:笑わそう笑わそうって、思てるうちは、ダメなんちゃう? ほんとうに、すごいんは、気がついたら、みんなが笑顔になってる・・・。

山本:そういう意味では・・・難波君のことを想像すると、なんや知らん、笑顔になるわ。あんまり不器用なんで。

太田:やろ?

山本:私の難波愛、めっちゃ、強くなってきた!

太田:私も!


ナレーション:さて、そのころ、校長室では、NMB学園の校長と、難波屋難波君が、話していました。


校長:わざわざ、我が校に来ていただき、ありがとうございました。難波君。

難波:いえ、こんなボクでもお役に立つのであれば、なんでもやりますよ。

校長:我が校はねえ、難波の中心地にあることで、笑いに対する要求がエキセントリックに、いわば、過激になりすぎた。でもねえ、本来の笑いとは、もっとふわっとした日常にかくれているもんだよねえ。それを笑いの伝道師、難波屋難波君に、伝えてほしかったんだぁ。

難波:お役に立ちましたか?

校長:ああ、すごいよ、君のクラス・・・。みんな肩の力が抜けたみたいだ。難波だからといって、別に面白いことを言わなくていい。大切なのは、技術じゃない。今、一緒にいるひとを、笑顔にしたいという心なんだ。間違いなく、難波君のおかげだよ。

難波:恐縮です。

校長:私の難波愛は、世界一だと思う。これからも、難波愛のために、戦ってくれたまえ。

難波:戦う? そんな言葉、ボクの辞書にはありませんよ。ボクの辞書にあるのは、わかちあう、それだけです。

太田:あはははは、難波君、口のまわりに、ごはんつぶつけて子どもみたい、

山本:あはははは、難波君、難波君が、ただ笑ってるだけで、なんだか、幸せな気持ちになる・・・。

太田・山本:私たちの難波愛、めっちゃすごい!

収録後のワンショット

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