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2017年62日放送 午後1000分~NHK-FM

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番外編『あこがれの動物飼育員!』

原案:佐々木美玲、斎藤京子、高本彩花

脚本:北阪昌人

★参考:ガンバ、はな

出演

佐々木美玲、斎藤京子、高本彩花、山寺宏一

あらすじ

けやき坂動物園で飼育員として働く、佐々木美玲、斎藤京子、高本彩花。まだまだ半人前な三人は、ある日園長に呼び出され、課題を突きつけられる。それは、「ゴリラの“山ちゃん”に、えさを食べさせること」。なかなかえさを食べないため、ベテラン飼育員ですら手を焼くとゆう、ゴリラの“山ちゃん”。そんなの無理だと大騒ぎする三人は、この難題をクリアして正式な動物飼育員として認めてもらえるのか…!?

人物相関図

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物語が読める ♪


ナレーション:ここは、「けやき坂動物園」。園長が、三人の女性を呼び出しました。


園長:佐々木美玲、斎藤京子、高本彩花、なぜ、君たちがここに呼ばれたか、わかりますか?

佐々木:はい、私の焼いたクッキーがあんまりにも美味しかったので、また焼いてほしいというお願い!

斎藤:はい、私の倖田來未さんのモノマネがすごすぎて、もう一回、聞きたいってことですよね、OK、いきますよ。(倖田來未のモノマネを!)

高本:はい、私が中学のときに、いちごを100個以上食べたのがほんとうかどうか、確かめたかったんですよね?

園長:どれも違います!!

園長:いいですか、君たちは、いまだ、半人前の動物飼育員です。この一週間で、えさを食べないゴリラの「山ちゃん」にえさをあげられるかどうかで、君たちを判断します。このまま、永遠に見習いか、それとも、正式な動物飼育員になるか!

佐々木:ええ? ゴリラの山ちゃんって、無理ですよ、ベテラン飼育員も、手を焼いているんですよね。

斎藤:そうですよ、ぜったい、無理!

高本:きっと私たち、見習いのままなんですね!


ナレーション:果たして、三人は、あこがれの動物飼育員になれるのでしょうか?


ナレーション:さて、ここは「けやき坂動物園」のゴリラの山ちゃんの檻の前。佐々木美玲、斎藤京子、高本彩花の三人は、山ちゃんに、えさをあげようとしていますが・・・。


佐々木:さあ、山ちゃん、食べましょうね、私が焼いたクッキーですよ。

山ちゃん:うううううおおおおお!!

佐々木:怒らないで!

斎藤:私の好きなラーメンですよ、山ちゃん、まずは私がいただきますね、(麺をすすり)ああ、美味しい、さあ、どうぞ!

山ちゃん:おおおおおおお!

斎藤:怒らないで! ごめんなさい!

高本:私が作った「豚バラもやし」、どうぞ!

山ちゃん:うわああああ!

高本:ああ、怖い、山ちゃん、怖い!


ナレーション:ゴリラの山ちゃんは、三人に全く心を開こうとしません。


佐々木:なんで、ダメなんだろうね。

斎藤:ラーメン、美味しいのになあ。

高本:私の豚バラもやし、かなりいいと思うけど、ね、食べてみて。

佐々木:わかった。

斎藤:いただきます。

高本:・・・どう?

佐々木・斎藤:なんか・・・フツウ。

高本:え?


ナレーション:その日の夜、うちに帰った佐々木美玲は、ハッピーという名のミニチュアダックスフントに、話しかけました。


佐々木:ハッピー、ねえ、私、どうしたらいいかなぁ?


ナレーション:するとどうでしょう、ハッピーが突然、話し出したのです。


ハッピー:ワンワン、あのねえ、みーぱんの気持ちもわかるけどさあ、ぶっちゃけ、ダメっしょ。山ちゃんの気持ちに寄り添った? 人間同士もそうっしょ? 押しつけは、優しさでもなんでもない。大事なのは、相手の気持ちになれるかってことだから。


ナレーション:同じころ、斎藤京子も、ラビ子というウサギに話しかけていました。


斎藤:ねえ、ラビ子、私、間違ってる?


ナレーション:すると、ラビ子が、話し始めました。


ラビ子:きょんこ、ダメだよ、あんたがラーメン好きでもさあ、山ちゃんが好きとは限らないでしょ? あのね、コミュニケーションっていうのはさ、愛なんだよ、愛。まずは、愛してみなよ。


ナレーション:高本彩花も、自宅の犬、ごんのすけに、話しかけていました。


高本:ねえねえ、ごんのすけ、私、何がダメなの? ねえ、教えて!


ナレーション:すると、どうでしょう、ごんのすけが、話し始めました。


ごんのすけ:おいどんの気持ちば、いってよか? 生き物は、みんな、一緒ばい。心で生きとるばい。山ちゃんが、どげん想いで、餌を食べないか、想像してみるほか、なかばい。愛は、想像力、優しさは、想像力。心を見つめてくれんね。


ナレーション:そうして、翌日、山ちゃんの檻の前に三人が集まっていました。


佐々木:私、間違っていたかもしれない。

斎藤:私も、そう思う。

高本:私、ごんのすけに、教えてもらった。

佐々木:山ちゃんが、餌を食べないのには、きっと理由があるんだよね。

斎藤:それをちゃんとわかってあげよう。

高本:一緒にいれば、きっとわかるよね。


ナレーション:それから三人は、山ちゃんの檻の前に寝袋を拡げ、三日三晩、一緒に休みました。


佐々木:山ちゃんの心の声、聴こうね。

斎藤:そうだね。

高本:一緒にいれば、きっと聴こえるよね。


ナレーション:それは、三日目の夜のことでした。空には、満月が煌々(こうこう)とひかっています。


佐々木:ねえ、起きて、きょんこに、たけもと。

斎藤:なに?

高本:ふわ~、な~に?

佐々木:よーく、耳をすませて、山ちゃんの声が、聴こえる。

斎藤・高本:え?

山ちゃん:ああ、愛しい君よ、いま、どこにいるんだい? 僕はねえ、君がいない人生は、考えられないんだ。いきなり引き離されてしまった、僕たち。人間界では、あれだってねえ、6月の花嫁は、幸せになれるってねえ。ああ、愛しい君、君に会えないなら、僕は、何も食べない、死んだっていいんだ・・・。

佐々木:聴こえた?

斎藤:聴こえた。

高本:聴こえた。

佐々木:すぐに、山ちゃんの彼女を、呼び戻そう!

斎藤:だね。

園長:なに? 山ちゃんの彼女??


ナレーション:翌朝、三人は、さっそく園長に話しにいきました。


佐々木:今すぐ、彼女を連れ戻してください!

斎藤・高本お願いします!

園長:といってもねえ、別の動物園から、なんとか一頭、ゴリラがほしいって、頼まれたから引き渡したんだが。

佐々木:恋人同志だったんです!

斎藤:このままでは、山ちゃんが、死んじゃいます!

高本:お願いします!

園長:そんな・・・土下座までしなくても・・・。わかった、わかったよ。君たちに山ちゃんのことを頼んだのは、この私だ。よし、今日にでも、返してもらおう。

一同:ありがとうございます!!


ナレーション:恋人が戻った山ちゃんは、すっかり食欲も戻り、


山ちゃん(むしゃむしゃ食べる感じで):うわうわ、うめえ、めっちゃうめえ、つーか、めっちゃめちゃ腹減ってたあ!

園長:佐々木美玲、斎藤京子、高本彩花、

一同:はい!

園長:今日から、君たちを、正式に呼ばせてもらうよ、動物飼育員と!

一同:ありがとうございます!!

山ちゃん:っていうかさ、みんな、ありがとうね! ウホウホウホ! ゴリラの山ちゃん、でした! ウホウホ!

収録後のワンショット

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