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2017年224日放送 午後1000分~NHK-FM

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『はんなり京都を楽しんで!』

原案:小栗有以、倉野尾成美、太田奈緒、谷川聖

脚本:北阪昌人

★参考:ゆうこ、バティ

出演

小栗有以、倉野尾成美、太田奈緒、谷川聖、山寺宏一

あらすじ

京都の先斗町で、大人気の教室が開かれていた。その名は「はんなり教室」。はんなりとは、上品で明るいこと。この教室を主宰する太田奈緒は、“はんなり”こそがこの世を生き抜く、最大の武器になることを知ってほしいと願い、生徒たちと接していた。さて、この教室で、いったい何が起こるのか?

人物相関図

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ナレーション:ここは、京都の先斗町(ぽんとちょう)。路地を入ったある場所で、大人気の教室が開かれています。そこには、着物をビシッときた、素敵な女性の姿がありました。


太田:私の名前は太田奈緒。京都で「はんなり教室」をしております。


ナレーション:集まった、たくさんの女性たち。今、はんなりが、ブームです!


太田:はい、みなさん! 「はんなり」の意味、ちゃんと知ってはりますか?

小栗・倉野尾・女性:は~い!

太田:では、「はんなり」の意味とは、次の四つのうち、どれやと思います?
1、忙しい
2、変な
3、ゆっくりと、
4、上品で明るい

小栗:はいはい! 3番だと思います。

倉野尾:私は、2番の変な、だと思います。

女性:ええ? 四つの中にないんですけど、はんなりって、なよなよっていう意味じゃあ・・・。

太田:京ことばを、なめたら、あきません。正解は、四番。いいですか?京都は上品で明るい場所なんです。


太田:私は、「はんなりスト」と呼ばれています。はんなり、上品で明るいこと、これがこの世を生き抜く、最大の武器になることを世の女性は知るべきでございます。さあ、今日の生徒はんは、どんな人やろ?

太田:はんなり、っていう言葉は、「花あり!」から来ているといわれてます。たとえば、「その着物の帯、はんなりした色やなあ」というのはほめ言葉。「上品で明るい色ですねえ」という意味なんです。はい、そこのあなた、

小栗:はい。

太田:この教室に来たわけは?

小栗:はい。私、小栗有以は、ええ、東京から来たんですが、もっともっと日本の文化が知りたくて、それで、

太田:エライ! その志はエライ! 京都には、日本の心が生きています。

小栗:ほんとは、そんなカッコいい志ではなかった。同じクラスの男子、谷川君に、こう言われたから・・・。

(回想)
谷川君:オレはさあ、やっぱ、はんなりした女性が好みだなあ。なんかさ、京都のひとって、いいよなあ・・・。

小栗:そのとき、私は思った。そうだ、京都に行こう!

太田:はい、そこのあなたは?

倉野尾:はい、私、倉野尾成美は、熊本から来ました。

太田:ほう、熊本から。

倉野尾:はい。私は2020年の東京オリンピックを前に。私自身が、日本をもっと知りたいと思い、日本各地を回っているんです。

太田:これも、エライ!その気持ち、ぜひ、忘れないで。

倉野尾:はい。ありがとうございます!

倉野尾:私は嘘をついた。ほんとはそんなカッコいい志じゃなかった。ほんとは・・・同じ一輪車同好会の聖山(ひじりやま)先輩に、こう言われたから。

(回想)
谷川:オレさあ、やっぱ、京都で修業しようかと思うわけ。一輪車でさあ、鞍馬山を登りたいんだよね。でさ、へへへ、京都の女性は、はんなりして、いいらしいぜ。へへっへ。

倉野尾:いやだ!はんなりした女性に、聖山先輩をとられるのは、いやだ!

太田:はい、今日の生徒さんは、お二人とも、とっても志が高くて、感心しました。人間にとって、志を持つというのは、素晴らしいことです! 京都で、なにか、つかんで帰ってくださいねえ。

小栗・倉野尾:はい!

太田:では、次の問題。京の人間は、何も、いつも上品で明るいだけではありません。「物事を強い決意を持って決断する!」そんな思いをこめて、「ほにゃららの舞台から飛び降りる」といいますが、何の舞台から飛び降りるんでしょうか? はい、小栗さん!

小栗:はい、学芸会の舞台から飛び降りる。

太田:危ない、子どもが危ない! もっとスケールを大きく! はい、倉野尾さん!

倉野尾:はい、ん~、表舞台から飛び降りる。

太田:さみしい、なんか、さみしくなってしまった。違う!

小栗:う~ん・・・。谷川君とつきあうという舞台から・・・飛び下りる?

谷川君:おい、小栗、今度、ゲーセン、いこうぜ! はははは、

小栗:無理、あの笑顔を思い出すと、降りることはできない。

倉野尾:え~っと・・・。聖山先輩と一緒に一輪車で走るという舞台から飛び下りる?

聖山先輩:へへへへ、うっす、さあ、倉野尾、一緒に、飛び降りようぜ! へへへへへ、

倉野尾:無理、そんなの嫌!私は一緒に走りたい、どこまでも聖山先輩と、一輪車で、走りたい!!

小栗・倉野尾:無理です!

太田:はい?

小栗・倉野尾:私たち、飛び下りることなんて、できません。

太田:っていうか、言うてないし、飛び下りろなんて。正解は、「清水の舞台から飛び降りる」。清水寺の舞台は、いい眺めですよねえ。

小栗・倉野尾:うう

太田:っていうか、なんであなたたち、泣いてんの?

小栗:ごめんなさい、太田先生、実は、私は、不純な動機でこの教室に参加しました。ほんとは、同じクラスの男子に好かれたくて・・・。

倉野尾:私もそうです。私は同じサークルの先輩に振り向いてほしくて・・・。

太田:あんたら・・・。

小栗・倉野尾:すみませんっ!

太田:それでいいんです。

小栗・倉野尾:えええ?

太田:京の街には、色恋がよう似合う。正直に言うてくれはって、おおきに。いいんですよ。殿方を好きになるのが、女なんやから。

小栗・倉野尾:太田先生!!

太田:そこまで聞いたら、なんとかしましょ。

小栗・倉野尾:ええ?

太田:今から、「はんなり教室」やのうて、「はんなりでホワイトデーに男子から告白される女子になる講座」にあらためます。

小栗・倉野尾:ありがとうございます!!

太田:こんなこともあろうかと、ちゃんと男子のバイト、やとっています。カモーン!

谷川君:どうも、こんにちは、谷川です、って、えええ?なんで小栗が?

小栗:谷川君!

聖山先輩:うっす、へへへ、聖山っす、って、えええ?なんで倉野尾が?

倉野尾:聖山先輩!

太田:知り合い? ええ? こんなことあるん? いやあ、これぞ、「はんなりマジック」やわあ。さあ、こうなったら、つべこべ言わんと、みんなでいっそ、清水の舞台から飛び降りましょ!

小栗:「はんなり教室」

倉野尾:おそるべし!

太田:はんなりは、日本を幸せにするんどすえ。

収録後のワンショット

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