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2016年107日放送 午後1000分~NHK-FM

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『ハロウィン大作戦!』

原案:中村麻里子、島田晴香、阿部マリア

脚本:北阪昌人

★参考:のぞみ、テリー

出演

中村麻里子、島田晴香、阿部マリア、山寺宏一

あらすじ

ここは、おばけの世界。ハロウィンに流行によって人間がかぼちゃを怖がらなくなり、『ある意味、かぼちゃおばけは、バカみたいに怖い連盟』略してAKB連盟は、岐路に立たされていた。
そんあある日、おばけの長老は、かぼちゃのおばけである、しまごんとこまりを呼び寄せ、人間界に行ってSNSで絶大な影響力を持つ少女を怖がらせてくるように指示をする。ターゲットとなったのは…。

人物相関図

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物語が読める ♪


ナレーション:ここは、おばけの世界。かぼちゃの顔をした、おばけの長老が、二人のかぼちゃおばけを、呼びつけました。


長老:二人とも、もっと近くに寄りなさい。

しまごん・こまり:はい! 長老さま

長老:しまごん!

しまごん:はい!

長老:こまり!

こまり:はい!

長老:二人を呼んだのは、他でもない。我々、『ある意味、かぼちゃおばけは、バカみたいに怖い連盟』略してAKB連盟は、今、岐路に立たされておる。ハロウィンが流行ったせいで、我々、かぼちゃおばけを、誰も怖がらなくなってしまった・・・。これは、まずいんじゃあ、すこぶる、まずいんじゃあ。我が当主、伝説のジャック・オー・ランタン様に申し訳がたたんのじゃあ。そこでだ、とびきり、怖い技を持っておる二人に、このハロウィンの時期に、人間界に行ってもらい、仮装、コスプレする人間に混じり、ほんとのおばけは、めっちゃ怖いんだぜ~ってことを、思い知らせてやってほしいのじゃ。いいな?

しまごん・こまり:はい!

長老:二人に怖がらせてほしいターゲットは、この子じゃ。はい、スクリーン、オープン!

マリア:かぼちゃをくりぬいて、ランタンをつくるんだよね、マリア、知ってるよ。

しまごん:まだ幼い女の子ですね。

こまり:しかも、めっちゃ可愛い。

長老:マリアちゃん、10歳じゃぁ。この子は、危険なんじゃあ、SNSで絶大な影響力を持つネット界のカリスマ小学四年生じゃあ。

しまごん:へえ、そうなんだ。

こまり:つまりは、この子を怖がらせるだけで、私たち、かぼちゃおばけの怖さが広まるというわけですね?

長老:そうじゃ、やってくれるな?

しまごん:はい、お安い御用で。な? こまり。

こまり:そうだな、ボク達、二人にかかれば、かぼちゃおばけを見ただけでみんな震え上がるってもんですよ、うふふふふ。


ナレーション:果たして、かぼちゃおばけのしまごんとこまりは、マリアを怖がらすことができるのでしょうか?


ナレーション:ここは、ごくごく普通の住宅街。夕闇せまる時間に、街を歩いて家を探す、二つの影。そうです、かぼちゃおばけの、しまごんとこまりです。


しまごん:なあ、こまり、

こまり:なんだよ、しまごん、

しまごん:ハロウィンの時期はあれだな、ボクたち、こうして並んで歩いていても、誰にも何にも言われないな。

こまり:っていうか、なぜか、キャンディーをくれたりするよな。

しまごん:トリック・アンド・トリートメントっていうらしい。

こまり:トリートメント? なんかシャンプーみたいだな。

しまごん:違うよ、シャンプーのあとにやるのが、トリートメントだ。

こまり:いやいやそんなふうにドヤ顔で言われても引くわ~。

しまごん:ところでさあ、どうやって怖がらせる?

こまり:そうだなあ、やっぱり、モノマネかな。

しまごん:モノマネ?

こまり:デパートの迷子のアナウンスとか。あとは化粧品をすすめるユーチューバーとか。やっぱりあれかな、前田敦子の真似をするキンタロー。かな。

しまごん:そんなんで、怖がるかよ。

こまり:じゃあ、しまごんは?

しまごん:え? ボク? ボクはさ、やっぱ、あれかな、空中を飛んだり、目からオレンジ色の光線を出したり、かな。

こまり:なんか全然、つまんない。モノマネは?

しまごん:いやいや、いいから、そういう無茶ぶりは。


ナレーション:そうこうするうちに、二人のかぼちゃおばけは、一軒の家の前に到着しました。


マリア:は~い。

しまごん:どうも、

マリア:あれ? ハロウィンでしょ、ほら決まり文句、いってくれなきゃ、キャンディーあげないよ。

しまごん:え? あ、あああ、えっと、

こまり:ト、ト、ト、トリートメント、

しまごん:バカ、違うよ、えっと、

マリア:トリック・オア・トリート、でしょ? もっとちゃんとやってよ。

しまごん・こまり:すみませ~ん。

マリア:なんかよくできてるね、このかぼちゃのお面。

しまごん:いやいやお面じゃねーし。っていうか、痛て、痛て、ひっぱるな、ひっぱるな!

マリア:全然、とれないね、すごい。

こまり:しまごん、ここはひとつ、空を飛ぶしか・・・。

しまごん:ああ、そうだな、えい!


マリア:うわ、すごい! ワイヤー? 予算、あったんだねえ。

しまごん:全然、怖がらない!

こまり:こうなったら、あれよ、目からオレンジ色の、

しまごん:そうだな、えい!

マリア:ははははは、うわ、サイリウム? よくできてるね。すごいすごい、はいはい、キャンディーあげますからね。

しまごん・こまり:あ、ありがとうございま~す。

しまごん:って、お礼言ってどーすんだよ。

こまり:かなり手ごわいね。

しまごん:こうなったら、あの手しかないな。

こまり:あの手?

しまごん:二人して頭をクルクル回す、あの技だよ。

こまり:目が回るから、嫌だなあ。

しまごん:やるしかないって。


ナレーション:とそのときでした。家の奥から声がしたのです。


お父さん:おい、マリア、どうした? お友達か? 家にあがってもらいなさい。


ナレーション:マリアちゃんのお父さんが玄関にやってきたのです。


お父さん:さあ、二人とも、あがってください。ゆっくり、話しましょう。


ナレーション:お父さんの顔を見て、しまごんとこまりは震え上がりました。


しまごん・こまり:うわああああああ!


ナレーション:お父さんの顔は、大きなオレンジ色のかぼちゃで出来ていたのです。


しまごん・こまり:ジャック・オー・ランタン様!!! どうか、ふがいないボクたちを許してください!!


ナレーション:二人は走って逃げ出してしまいました。


マリア:ああ、もう、パパ、怖がって逃げちゃったじゃない。

お父さん:ああ、そうかい、すまんすまん。ちょっとウケるかなあって思ったんだがな・・・。


ナレーション:マリアちゃんのお父さんは、スポンとかぼちゃをはずしました。そこにはごくごく普通の眼鏡をかけたお父さんの顔がありました。


しまごん・こまり:うわああああ! 伝説のジャック・オー・ランタン様、どうか、どうか、お助けを~!


ナレーション:おばけの世界に戻った二人は、長老にひどく怒られた、かと思いきや・・・。


マリア:パパを見てあんなに驚いたってことは、やっぱりかぼちゃおばけって怖いんだね。あたし、ネットで拡散しちゃう。かぼちゃおばけ、恐るべし!ってね。


ナレーション:マリアちゃんの影響力のおかげで、結果的にはかぼちゃおばけの怖さを広めることができたのでした・・・。


しまごん・こまり:トリック・オア・トリート!!!

収録後のワンショット

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