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2016年99日放送 午後1000分~NHK-FM

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『金銀ナース』

原案:須田亜香里、江籠裕奈、竹内彩姫、日高優月

脚本:北阪昌人

★参考:太田、タイボウ

出演

須田亜香里、江籠裕奈、竹内彩姫、日高優月、山寺宏一

あらすじ

名古屋の栄にある、総合病院、SKEメディカルセンター。この病院の看護師がかぶるナースキャップにはある特徴があった。ごくごくまれに、金のラインが入ったナース、銀のラインが入ったナースがいるのだ。これが話題の金ナース、銀ナース!院長があらゆる角度から判断して授与する勲章だ。新しく入ったナース竹内と江籠は、憧れの金ナースになるために日々奮闘するのだが…。

人物相関図

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物語が読める ♪


ナレーション:ここは、名古屋の栄にある、総合病院、SKEメディカルセンター。この病院の看護師がかぶるナースキャップにはある特徴がありました。ごくごくまれに、金のラインが入ったナース、銀のラインが入ったナースがいるのです。これが話題の金ナース、銀ナース! 院長があらゆる角度から判断して授与する勲章なのです! さて、新しく入ったナースが二人、不安そうにナースステーションに立っています。竹内彩姫と、江籠裕奈です。


竹内:私の名前は、竹内彩姫、やっと念願のナースになれた!ここまでくるのは、大変だった。でも私の座右の銘は、「報われない努力はない!」いつか、いつか金ナースになってみせる!


江籠:私の名前は、江籠裕奈、甘えキャラの私でも、ナースになれた。ああ、でも不安だなあ、やっていけるかなあ。無理だろうなあ、金ナース・・・。


ナレーション:そんな二人の前に現れたのは、新人ナースを鍛えるために選ばれた二人の先輩。まずは、優し気な日高優月! ナースキャップには、銀色のラインが光っています!


日高:竹内さん、あなたの指導係の、日高です。一緒に、がんばりましょうね!

竹内:はい! よろしくお願いします!!


竹内:ああ、なんだか優しそうなひとでよかった。すごい!銀ナースだ。優秀なんだなあ。


日高:私の好きな言葉はね、「勇気一秒後悔一生」。私たちの世界は一秒も無駄にはできないの、いい?

竹内:はい! 日高先輩についていきます!


ナレーション:そして、もうひとりの、先輩ナースはというと、


須田:うっす! 自分は、須田亜香里だっ! よろしく!

江籠:はあ、よろしくお願いしま(す)。

須田:声が小さい! もういっかい、よろしく!

江籠:よろしくお願いします。

須田:まだまだ!

江籠:よろしくお願いします!!

須田:もう一声!

江籠:よろしくお願いします!!

須田:うっす! ええ、私、須田の趣味は、限界のない限界に限界を超える限界まで挑戦することです!


江籠:ひえええ、なんかメンドクサソウなひとに、あたっちゃったみたい・・・。え?で、でも、ナースキャップに・・・金のライン? このひとが、金ナース??


須田:ええ、好きなことは、限界までアツアツに揚げた唐揚げを、限界まで口の中に入れながら、食べることっす! 良い子のみんなは真似しないでね。


江籠:めったになれない金ナースに、どうして、このひとが??


須田:さあ、スパルタでいくよ!スパルタ! あははははは、


江籠:大丈夫かな?わたし・・・。


ナレーション:新人ナースの二人は、この病院でやっていけるのか??


ナレーション:名古屋の栄にある、SKEメディカルセンター。その屋上では、新人ナースへの特訓が行われていました。


須田:はい、次は、柔軟体操!

江籠:はい! 須田先輩!

須田:江籠! 体がかたい!体がっ! 限界までいけ! 限界だぁ!

江籠:うっす!

須田:いいか、ナースに求められるもの、まず第一が柔らかさだっ!

江籠:うっす!

須田:体と心が柔軟であること、それにつきる!

江籠:うっす!

須田:患者さんに寄り添うには、しなやかな体と心が求められる。いいか、限界まで曲げろ!限界まで深く~! 私、須田の前屈を見なさい!

江籠:うっす!

須田:それ~!! うーーーーーん!


江籠:や、や、やわらかい! ま、まるで、ゴムのようだあああああ!


須田:かがんで、はい!起き上がる! またかがんで、起き上がる! ナースたるもの、いついかなるときも、素早く動く、これが大事だ! いいな!?

江籠:うっす!

須田:次は、いかに早くナースコールをとるかっ! はい!ダッシュ!!

江籠:うっす!!

須田:遅い!それでは、患者さんが、待てなくてもう一度ボタンを押す!

江籠:うっす! すみませんっす!

須田:おりゃあああ!

江籠:ひえっ!

須田:おっせーんだよ!

江籠:すみませんっす!


ナレーション:とそこへ、やってきたのは、白衣を着たイケメン外科医、藻手杉先生。


藻手杉:やあ、亜香里さん、こんにちは、白い歯キラリン!

須田:やだ~歯が白い!白すぎる! どうもぉ、藻手杉先生じゃぁないですかぁ? も~ん、偶然、会えて、亜香里、嬉しさ、りんりん! うふ!

江籠:って、ちょっと須田パイセン、全然、キャラ違っちゃってますけどぉ?

須田:ええ~なんのことかなぁ? てへぺろ。

藻手杉:毎年恒例の新人研修ですね? いやあ、いつも後輩に優しい亜香里さんには頭が下がりますよ、ははははは、白い歯キラリン。

須田:もう、何をおっしゃいますぅ、藻手杉先生、あ、肩のところに、糸くずが、

藻手杉:ああ、ありがとう。

須田:と思ったら、なが~い髪の毛、もう、藻手杉先生、モ・テ・ス・ギ。

藻手杉:あははははっは、いやもう、笑うしかないねえ、ははははは。じゃあ、これで失敬するよ、またねえ、ははははは、


江籠:イケメン先生がいなくなると・・・。


須田:おら、江籠!

江籠:はいっす!

須田:誰が休んでいいって言ったんだ? はぁ?


江籠:うわ、感じ悪っ・・・。


ナレーション:一方、ナースステーションでは、日高が、竹内にナースが扱う器具について説明をしていました。


日高:いいですか? 道具や器具は丁寧に、優しく扱いましょうね。

竹内:はい。

日高:ここにあるものすべてがパートナーです。道具がキチンとしまえないひと、雑に扱うひとは、プロとは呼べません。プロ野球の選手もそうなんですよ、

竹内:プロ野球?

日高:私、日高は、野球観戦が大好きなんですが、一流の選手は、みんなバットやグローブを大事に扱います。

竹内:はい。

日高:竹内さん、あなたも、金ライン、銀ラインを目指して頑張ってくださいね。

竹内:はい!

日高:じゃあ、またあとで。

竹内:はい!!


ナレーション:そこへ、ヘトヘトに疲れた江籠がやってきました。


江籠:竹内さん、

竹内:江籠さん、ちょっと大丈夫ですか?

江籠:足が、筋肉痛で、痛たた・・・。

竹内:はい、水をどうぞ、

江籠:ありがとう。

竹内:私、なんだか希望がわいてきた。

江籠:え?

竹内:目標ができたの。日高先輩みたいなナースになる! 日高さんはサイコー! 優しいし、素敵だし、私の理想。江籠さんは?

江籠:私? 私は・・・。



須田:あははははは、体を曲げて、それ、ぐにゃり!



江籠:私は・・・その・・・。

竹内:須田さんって、金ナースでしょ、すごいよね。

江籠:いまいち、そのすごさがわかんないんですけど。っていうか、このままだと、体がボロボロになっちゃいそう・・・。


江籠:いったい、なんで須田先輩が、金ナースなの? 私には、わからない!


ナレーション:ある日の朝、江籠裕奈が病院のロビーに向かったときのこと。退院する患者さんと、その家族が須田亜香里の周りに集まっていました。


おばあさん:本当にお世話になりました、須田さん

須田:いえ、えへへ、私は何もしてませんよう、えへへ。


江籠:すごい、あんなにしっかり須田さんの手を握ってる! 患者さんから信頼されている証拠だわ。


院長:彼女の患者さんへの対応は、『神』、なのです。いわゆる、神対応。

江籠:え?


ナレーション:江籠の隣には、いつの間にか、院長が立っていました。


院長:須田亜香里がなぜ金ナースなのか、少しずつわかっていくことでしょう、あはははは、

須田:退院、おめでとうございます。お元気で! あんまり頑張りすぎないでくださいね。

江籠:須田亜香里、いったい、何者なんだぁぁぁぁ!?

収録後のワンショット

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