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2016年826日放送 午後1000分~NHK-FM

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『夏の終わりの自由研究』

原案:太田夢莉、沖田彩華、須藤凜々花、吉田朱里

脚本:北阪昌人

★参考:ポテト、ぼんじり

出演

太田夢莉、沖田彩華、須藤凜々花、吉田朱里、山寺宏一

あらすじ

担任の先生から夏休みの宿題として、4人1組で自由研究を行うように告げられていたNMB中学の生徒たち。しかし、夏休み最終日となったにも関わらず、いまだに手を付けていない4人組がいた。それは、須藤凜々花、太田夢莉、沖田彩華、吉田朱里の4人。自由研究ができなかった場合は、来春までに朝5時からわとり小屋の掃除をさせられるため、焦る4人。とりあえず、大阪なんばの神社に集合するのだが…。

人物相関図

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物語が読める ♪


ナレーション:ここは、大阪なんばにある、NMB中学。担任の先生が出した夏休みの課題の宿題は?


担任:はい、いいですか、ええ、今年の夏休みは、四人一組になってもらって、自由研究、してもらいます。いいですか、自由研究、なんでもいいです、自由です。自由って素晴らしい、でも、自由には責任がセットでついてきます。いいですか、責任もって、ちゃんと仕上げてください、自由研究。いいですね!


ナレーション:でも・・・夏休み最終日になっても、まだ何もできていない四人組の姿がありました。須藤、太田、沖田、吉田の四人です。


あーぽん:っていうか、どうする? なんもやってないんですけど。

りりぽん:だいたい、なんでこうなったと思う? 集まっても、アイス食べたり、ゲームやったり、漫画読んだりして、ちっとも、やる気なかったからでしょ?

ゆーり:っていうか、りりぽんも、同罪だって。結局さあ、なんもやらなかった責任は四人、全員にあるわけだしぃ。

アカリン:ああ、ウチの担任、キレるとめっちゃ怖いやんか、どないする?

あーぽん:どないするって、なんとか仕上げるしかないんじゃない?

りりぽん:でも、あと一日しかないんですけど、

ゆーり:どうしよう。

一同:あああああ、困ったぁ! 夏休みの宿題、どうしよう!!


ナレーション:果たして、この四人、できるんでしょうか?自由研究。


担任:自由研究ができなかった班は、これから来年の春まで、朝五時に、にわとり小屋の掃除をしてもらいます!


ナレーション:さて、大阪なんばの神社に集合した、須藤、太田、沖田、吉田の四人の中学生。彼女たちの自由研究の行方はいかに!


アカリン:どうしよ・・・。

ゆーり:やっぱさ、あれじゃない?自由研究ってことは、なんか研究しないとダメなんじゃない?

りりぽん:あのですね、研究っていっても、たった一日、いや、もうすでに半日しかない今、ろくな研究はできなと思われ、

あーぽん:そんな冷静な分析はいいって、りりぽん。

アカリン:じゃあなに? あーぽん、何かアイデアあるの?

あーぽん:そうねえ、まあ、こんなんどうかな?

一同:え?

あーぽん:赤い色を見ると、なぜ、興奮するのか?

ゆーり・アカリン:いいなあ、それ、いいんちゃうの?

りりぽん:色彩心理学の見地(けんち)から、ほぼ証明されているので、今さら、研究しても・・・。

ゆーり:あ、じゃあさ、こういうのはどう?同じ一時間でも、勉強のときは長く感じるのに、漫画を読んでるときは、短く感じる。これはどうしてなのか?

あーぽん・アカリン:いいねえ、それいいやん!

りりぽん:時間の感覚については、物理学的側面、生物学的側面から、さまざまな論文が書かれています。今さら、新しいことは・・・。

アカリン:あ、それやったら、こういうのは、どやろ? たこ焼きは中の温度が何度くらいなのが、いっちゃんいいんか、冷めててもあかんし、熱すぎてもやけどする。

あーぽん・ゆーり:いいねえ、面白い、なんか新しい!

りりぽん:個人の感じ方で違いすぎるので、研究には向きません。

他の三人:っていうか、りりぽん、なんでケチばっかりつけるの?

りりぽん:すみません。つい、偏差値が高いもので。

あーぽん:ケチばっかりつけてないで、何かないの?自由研究のテーマ。

りりぽん:そうですねえ・・・。あ、あれなんかどうでしょうか?

他の三人:なになに?

りりぽん:あーぽんはダンスが得意だから、あーぽんが挑戦する、人間は8時間踊り続けたら、どれくらいエネルギーを消費するか?

あーぽん:え?なんで私だけ実験台?

りりぽん:じゃあ、ゆーりは、料理が得意だから、一時間で何品までつくることができるか?

ゆーり:あのねえ、料理は品数じゃないの、思いなの、愛なの。

りりぽん:じゃあ、アカリンがトライする、一度にどれくらい化粧品を使うと、ひとは美人になれるか?

アカリン:あたしらまだ中学生やし、そもそも私すっぴんでも可愛いんで、この実験、成立しません。

あーぽん:そうだ、りりぽんが挑戦すればいいじゃない。

りりぽん:え?あたしが? 何に?

あーぽん:人は一時間にどれだけたくさんの漢字をかけるか?

りりぽん:ええ?やだ、やりたくない。

ゆーり:ってこれじゃまた、振りだしに戻ってる。

アカリン:あ、あああ!

あーぽん:ああ、びっくりした、どうしたの?アカリン。

アカリン:思いついたで~。自由研究のテーマ。

他の三人:なになに?

アカリン:ええか、タイトルはこうや。『我が班は、なんで自由研究を最終日までできひんかったか?』

他の三人:ええ?

アカリン:ええか、よう聞き。我が班が、ここまで引っ張ってしまったのには、理由があるはずやねん。

りりぽん:ただ、怠惰だった、なまけものだった、逃げてばかりだった。この三つの言葉で終わりかと思われます。

アカリン:いや、そうでもないで。夏には、魔物が棲んでるんや。まず、この暑さ、そして、学校にいかんでええという開放感、花火大会に、お祭り、気が散ってしゃあない。極めつけは、美味しいスイカ、そうめんに、バーベキュー、あかんあかん、もう無理や、宿題なんか、無理やぁ~!

ゆーり:もう、アカリン、あかんて。そんな自虐ネタ。

あーぽん:そうそう、この際、諦めて、今から先生のところに謝りにいこうか、みんな夏風邪を引いてしまったんで、できませんでした、って。

アカリン:プール教室は、皆勤賞やんか、あかんあかん、そんな仮病は、すぐにばれるわ。

りりぽん:あんがい・・・いいかも。

他の三人:ええ?

りりぽん:よくよく考えなおしてみれば、なぜ私たちが自由研究をできなかったかをこの夏の気温や湿度、誘惑の数々、いろんな要素をインプットして、「宿題できない指数」を出すのは、面白いかも、しれません。

アカリン:そやろ?だから言ったやん、これがいっちゃんいいねんって。


ナレーション:四人は、須藤凜々花の家に集まりました。真っ白な模造紙に、自分たちが、なぜ、できなかったかを書き連ねていきます。


あーぽん:私は、ジェットコースターが大好きで、遊園地に通ってしまいました。

ゆーり:私は、毎日アニメを見過ぎて、目が疲れて、すぐに眠たくなってしまいました。

アカリン:私は、ファッションを楽しみすぎて、毎日、鏡の前でファッションショーをやっていました。

りりぽん:私は、哲学書をよみふけり、ニーチェの本を読破しました。


ナレーション:四人は、あることに気づきました。


一同:わたしら、ダメじゃん。

あーぽん:ねえ、なんかさ、自分たちがダメっていう研究なんか、やっぱりしたくないなぁ。

ゆーり:だね、残された時間で、もっと前向きな、やれることをやりたい!

アカリン:なんやろ、今からやれること。

りりぽん:ねえ、こういうのはどう? 夏休み、最後の一日をみんながどう過ごしているか、クラスのひと、みんなを取材するの。その統計をとって、グラフにして、発表する。

あーぽん:た、確かに、今日しかできない研究かも。


ナレーション:四人は手分けして、クラスメートの家を回りました。そうして、夏休み最後の日は終わり、なんとか宿題を提出すると・・・


担任:ええ、今回、関心した自由研究がありました。それは、沖田、須藤、太田、吉田の班です。夏休みの最後の日、いったい、みんなが何を思い、どう過ごしたかがせつないくらい、伝わってきました。いやあ、夏っていいな、夏休みっていいなと、先生、あらためてそう思いました。みんな、4人に拍手!!

担任:ただ、これはもしや、夏休み最後の日まで、自由研究をやらなかった苦肉の策か?とも、思ったがなあ、ははははは。

一同:やっぱり・・・バレたね。はははははは、

あーぽん:でも、取材、楽しかった。

ゆーり:そうやね、面白かった。

アカリン:ふだん知らないみんなの顔が見えて、うれしかった。

りりぽん:でもね、もし来年、またやることになったら、今度は、真面目に、やろうね。

収録後のワンショット

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