紀の国みてある記「取材日記」

紀の国みてある記「取材日記」 紀の国みてある記「取材日記」

 

キャスター紹介

柳真希 柳 真希
(たかやなぎ まき)
和歌山の元気をお届けします!
小野忍 小野 忍
(おの しのぶ)
全国に誇れる和歌山の情報をお届けします!
門脇瑛子 門脇 瑛子
(かどわき えいこ)
「笑う門脇には福来る」 をモットーに県内各地を飛び回ります!


 
   
 

平成20年度バックナンバー

平成21年 3月

平成21年 2月

平成21年 1月

平成20年12月

平成20年11月

平成20年10月

平成20年 9月

平成20年 8月

平成20年 7月

平成20年 6月

平成20年 5月

平成20年 4月

  平成22年度へ
  平成21年度へ
 

平成19年度へ

   
   
 

わかやまNEWSウェーブ

ぐるっと関西おひるまえ



















Copyright NHK(Japan Broadcasting Corporation) All rights reserved. 許可無く転載することを禁じます。
「地元の野菜を食べよう!キッズシェフ(新宮市)」平成20年11月18日(火)放送 リポート:門脇瑛子 リポート:門脇瑛子

和歌山県では、ことしから、県内の小学校など13校で、地場産の食材にこだわった調理体験「キッズシェフ」を始めました。
みかんや梅だけではなく、子どもたちに地元の幅広い野菜に触れてもらいたいと、冬の野菜が採れる10月下旬から12月にかけて実施しています。
これは、食育を推進する県の取り組みの一環です。
農協、県調理師会、行政と民間が一体となり、子どもたちが地元の野菜や肉を使ってフランス料理に挑戦。
リポートでは、新宮市にある千穂小学校を訪ねました。
この日は、子どもたちの保護者も見学に訪れ、地場産野菜の安定出荷につとめる地元の農家の方ともいっしょになって、子どもたちの食育に取り組む様子をお伝えしました。

今回の「キッズシェフ」は、小学5年生29人です。
指導しているのは、地元でフランス料理店を営む本物のシェフ。
子どもたちも、シェフに習って、野菜を均等に切り分けたり、まんべんなくいためたりと、奮闘します。

たまねぎ、痛い




慣れない包丁も、
気をつけて使いながら・・・。


あー目が痛いね・・・かわいそうに。
がんばれー!

シェフは新宮市で25年間、フランス料理店を営んでいます。
しかし「地元の素材といえば魚類や貝類を中心に使っていましたが、
今回、地場産の野菜のよさを見直した」とのこと。
シェフ自身にも地元の野菜がアピールできたようです。

キッズシェフが使っているのは地元の野菜




キッズシェフで使われているこの野菜は、
地元の農家の方が作ったものです。

ブロッコリー農家の松本さんたち

新宮市がある県南部の東牟婁地域は、野菜の産地としてはあまり規模が大きくありませんが、「地場産の野菜を買いたい」、「子どもたちに安心できる野菜を食べさせたい」という地域の声にこたえようと、産地では、グループを組んで共同で野菜作りをしています。
この日は、ブロッコリーの収穫が行なわれていました。

ブロッコリー農家の松本安弘さんは、「子どもたちに少しでも野菜に興味を持って、好き嫌いがなくなってもらえればうれしい。地元のものを食べてもらいたい」と話していました。

キッズシェフの料理





農家の皆さんが丹精込めて作った野菜がこのように変身しました。

鶏の胸肉と地場産野菜のヨーグルト風味

「鶏の胸肉と地場産野菜のヨーグルト風味」
ブロッコリーは、ほかの野菜といっしょに県内産の鶏肉といためました。
上にかかっているのはヨーグルトのソースです。

さつまいものクリームスープ


「さつまいものクリームスープ」
新宮市で育ったさつまいもで作ったまろやかな
「クリームスープ」です。

みかんとさつまいものカスタードのサブレ


「みかんとさつまいものカスタードのサブレ」
さつまいもはデザートにも活躍!
和歌山のみかんと合わせてサブレになりました。

キッズシェフを終えた子どもの中には「野菜をいつも残しているけど、きょう作ったのはおいしく食べられてよかった」という声も。
野菜を作っている農家の方の顔を見て、しかも自分たちが楽しみながら作ったことが、野菜に対する親近感を高めたようです。
一方、農家の皆さんも「僕らも作るのが励みになる」保護者の方々も「子どもがレシピを持って帰ってきたら、いっしょに作りたい」とおしゃっていました。

シェフとキッズ


地元の野菜を、自分たちで調理して食べるキッズシェフ体験。


野菜不足が言われる中、大人にも子どもにも、地元の野菜を見直す大きなきっかけになったようです。

ページの上へ



「チェーンソーが彫り出す自然の芸術(龍神村)」平成20年11月11日(火)放送 リポート:高柳真希 リポート:柳真希

森林資源豊かな和歌山ならではの芸術、「チェーンソーアート」を紹介しました。
チェーンソーアートは、文字どおり、木材をチェーンソーなどの電動工具を使って彫るアートです。
8年前から、チェーンソーアーティストとして活動している城所啓二(きどころ・けいじ)さんは、豊かな木々にはぐくまれた龍神村にひかれて、愛知県から移り住み、ことし5月にドイツで行われた世界大会で優勝するほどの腕前です。
その城所さんのみごとな作品作りと、現在龍神村で行われている作品展を通してチェーンソーアートの魅力をお伝えしました。

チェーンソーで作品を作る城所さん

大きな音、ダイナミックな体の動き、舞う木くず・・・
チェーンソーアートの魅力はこの迫力にあります。
出来上がった作品だけでなく、
創作過程もお客さんにパフォーマンスとして披露し楽しんでもらえる芸術です。
龍神村に住む城所啓二さんは、山のふもとに作業場を作って創作に励んでいました。

丸太がみるみるうちに躍動感あふれる生き物に変身します。
できるだけ短い時間で作るのは見ている人が飽きないようにという配慮もあります。

城所さんが丸太から30分ほどで作った「ふくろう」
このふくろうはなんと30分ほどで出来上がりました。
今にも飛んでいきそうなほどリアル!
下書きもせず、
チェーンソーだけでこんなに本物そっくりに作ってしまうんですからみごとですよね。

作品に使う木はすべて間伐材 作品作りに使う木はすべて間伐材です。
その中でも、建築材としては価値のない、曲がったり、傷んだりした木ばかり。


ほんとうは、ただでもらうこともできるそうですが、城所さんはお金を払って買っています。
「木に払ったお金が山主さんが木を植えたり、育てたりして森林を守る費用になれば」という思いからです。

自然に配慮して、道具であるチェーンソーに使うオイルも植物油を使っていました。
飛び散ったおがくずが土にかえりやすいようにするためだそうです。

美術館に展示されている城所さんの作品 城所さんの作品展が、11月30日まで龍神村の「曼荼羅美術館」で行われています。


作品のテーマは世界に住む淡水巨大魚。
「森林がなければ、こうした巨大魚も住むことができない。作品を見て、木や生き物の尊さを感じてほしい」という思いから選んだテーマです。

美術館には4メートルほどの魚の彫刻、15点が展示されています。

会場の照明は龍神村在住のライティングアーティスト河野克己(こうの・かつみ)さんが担当しています。
青、赤、黄と徐々に変化する光で一日の光の流れが表わされていて、魚たちが水中を泳ぎまわるような幻想的な雰囲気がすてきでした。

城所さん、ありがとうございました。




龍神村の豊かな自然を満喫した一日でした。
城所さん!ありがとうございました。

ページの上へ



「にっこりほっこり 手作りのお地蔵さん(白浜町)」平成20年11月4日(火)放送 リポート:小野忍 リポート:小野忍

芸術の秋です!
美術館巡りや音楽鑑賞など、ゆったりとさわやかな秋を楽しむのもいいですね。
そこで今回は、アートとして心が和む、手作りの「お地蔵さん」を数多く創作しているご夫婦を訪ねました。
和歌山県南部の白浜町にお住まいの竹本二郎さん・富子さんご夫婦は、
10年にわたってお地蔵さんを作っています。
お地蔵さんを作る思いと作品の魅力についてリポートしました。

竹本さん夫婦

陶芸家として活動している竹本さん夫婦が、「お地蔵さん」を作り始めたきっかけは、富子さんの懐かしい思い出にあります。
富子さんのふるさとは京都。
子どものときに町のあちらこちらでお地蔵さんに親しんできたそうです。
かわいらしい人形も作ろう・・・と思ったときに、最初に思いついたのが「お地蔵さん」だったそうです。
富子さんが書き留めたデッサン

お地蔵さん作りは、夫婦で作業を分担しています。


富子さんの担当はデッサンと形づくり。


デザインのアイデアが浮かぶのは日常生活。
忘れないうちに急いで広告の裏に書き留めることもあるそうです。

お地蔵さんの形づくり 作り始めた当初、おだんごを2つ上下に重ねた雪だるまのようだったという作品は、
リアリティとかわいらしさを追求した結果、手や足、表情まで細かく描写されるようになったそうです。

さらに、理想のほのぼのとした風合いを出すため、土にもこだわりがあります。
繊細すぎず、素朴な色合いで焼きあげるのに適した、信楽の土!
探すまで苦労したそうです。

ほのぼのとした優しいお地蔵さん夫の二郎さんの担当は、色とツヤを出す釉薬(ゆうやく)を吹きつけて、焼いていきます。
目指す焼き色を出すのはとても難しいそうです。
その色とは、フランスパン色!
思わず食べたくなるような、こんがりとした焼き色はそっくりです!
石造りとは違う、ほのぼのとした優しいお地蔵さんは焼き色も決め手です。

自然の中でお地蔵さんを撮影
「手作りのお地蔵さんをもっとたくさんの人に見てもらいたい!」ということで、竹本さん夫婦は去年、写真集作りを行いました。


もともとお地蔵さんは街角や自然の中にあるもの。
そんなお地蔵さんを写真におさめようと思い、夫婦はイメージ作りのために和歌山を歩いたそうです。

撮影は、和歌山県のプロの写真家「照井四郎さん」に依頼しました。
そうです、わかやまNewsウェーブの「ウェーブ写真館」でもおなじみの方ですね。
写真集には、和歌山県南部を中心に自然豊かな場所で撮影した写真が集められています。

作曲は息子さん


テーマの言葉をオリジナルのメロディにした短い小節も載せられていて、それは音楽を学ぶ息子さんが、作曲したそうです。


夫婦で始まった作品作りは、家族みんなに広がっているんですね。

「お地蔵さんを見て、ひとときでもほっこりしてもらいたい」という竹本さん夫婦。
暖かい色合いの焼き物のお地蔵さん作り、これからも頑張ってくださいね。
ありがとうございました。

ページの上へ

和歌山放送局トップへ