紀の国みてある記「取材日記」

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「和歌山の自然が生み出す色と形(日高川町)」平成20年10月28日(火)放送 リポート:門脇 瑛子 リポート:門脇瑛子
瀬戸(愛知)、信楽(滋賀)、丹波(兵庫)・・。
日本各地にはそれぞれの土地の特徴を持った器が、地域ブランドの一つとして浸透しています。
そして和歌山でも和歌山の陶器を作りたいと頑張っている方がいます。
陶芸歴25年、日高川町の徳田健次さんです。
徳田さんは、和歌山特産のみかんや梅の木、備長炭、地元のわらや土を配合した釉薬(ゆうやく)で作った「道成寺焼」を独自の技法で生み出しました。
さらに、地元の素材をもっと生かしたいと、町の福祉施設で陶芸の指導員を務めています。
自分で探した和歌山の素材で作品作りに励む徳田さんと、11月上旬に行われる町の文化祭に向けて、陶芸に生き生きと取り組むお年寄りの皆さんの姿をお伝えしました。
陶芸工房で、陶芸体験

まわるまわるよ〜ろくろはまわる〜♪
みかんの木と梅の木に囲まれた小高い丘にある陶芸工房で、陶芸体験をしました。

電気ろくろでの体験は初めてです。
水を少し垂らしてクルクル回すと、まるで気分はハンドエステ。
「気持いい〜(*^o^*)」

調子に乗ったその時!
土が巻き込まれて、巻き貝のようになってしまいました!
花瓶からお茶わん、そして小鉢・・さらに小さな湯飲みサイズに。
もう少しでおちょこになるところでした。やれやれ。

ギャラリーに展示されている作品

陶芸工房には、ギャラリーもあって、徳田さんが作った大皿、つぼ、鉢、茶わんなど、およそ300点の作品が所狭しと並んでいます。和歌山の海をイメージしたという青い色がすてきでした。
さらに、徳田さんの作品の特徴は、釉薬の素材にあります。
(※「釉薬」とは、陶器にツヤや色、強度、耐水性を持たせる役割を果たします。)

釉薬には和歌山の特産みかん、梅の木、備長炭、さらに地元のわらや土など地元の自然が生み出した素材を利用しています。
取材した日、徳田さんは工房近くの農家にわらや梅の木をもらいに行きました。収穫期に大量に出るわらは、ふだん細かく刻んで畑にばらまくそうですが、作品作りに役立つならと、快く提供してくださいます。
釉薬作り



さて、工房に戻って釉薬作りです。これがまた手間がかかる作業なんです。

わらを焼いて灰を作り、それを水に入れて、上澄みや小石を取り除く作業を繰り返し行います。純粋なわらの灰が出来るまで、およそ1年!素材をトラックいっぱいもらってきても、最終的に釉薬に使えるのはほんの 10分の1くらいだそうですよ。

徳田さん、いろいろな素材の灰を調合しながら、現在は40種類ほどの釉薬を研究しているそうです。

同じ配合の釉薬で作った作品
釉薬の不思議!
写真の二つのお茶わん。
実は、同じ配合の釉薬で作ったものですが、色の濃さが違いますよね。
素材の配合を同じにしても、焼き方によって作品の仕上がりが変わるそうで、そこがまたおもしろいですね。

出来上がった作品はどんなものになるのかというと、こちら。
わらや備長炭の釉薬で作った大皿やつぼ


わらは優しい青。
みかんの木の灰を調合すると、ガラスのような透明感に。








備長炭は、灰はふじ色。
焼きあがると緑色に変化するようです。





和歌山の自然が作り出した色です。

陶芸教室の皆さん 陶芸の持つおもしろさを、生きがい作りにつなげたいと、徳田さんは、町の福祉施設で陶芸教室も開いています。
この教室の最高年齢は92歳。
80代が4人もいらっしゃいます。
なんてったって皆さんお元気!
「毎回、どんな作品になるのかが楽しみで、とても楽しい」と話す皆さんに、こちらがパワーをいただきました。

地元の自然の恵み、地域の人々の温かさに支えられて作られている徳田さんの陶器。 和歌山の陶芸の可能性を広げていきたいという挑戦はこれからも続きます。

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「食べて!調べて!旬のシラス(湯浅町)」 平成20年10月21日(火)放送 レポート:柳 真希 リポート:柳真希

味覚の秋、和歌山では特産シラスが秋の漁の最盛期を迎えます。
古くからシラス加工が盛んな湯浅町を訪ねました。
加工場でのシラス加工の様子をリポートし、旬の味覚をお届けしました。
皆さんは選別前のシラスに、さまざまな海の生き物が紛れ込んでいるのを
ご存じでしたか。
つめくらいの大きさで小さくかわいらしい生き物がたくさんいました。
そうした生き物についても紹介しました。

水揚げされたシラス



湯浅町では120年前からシラスの水揚げや加工が盛んに行われてきました。


シラスは春と秋に漁の最盛期を迎えますが、秋のシラスは脂がのってプリプリっとして特においしいそうです。

かまあげシラス
水揚げされたシラスは新鮮なうちに
加工場に運ばれ、すぐに加工されます。
100度のお湯で塩ゆでされると、5分足らずでかまあげシラスになります。
半透明だったシラスがきれいな乳白色に。
一匹一匹が大きくてふっくら!
塩味も効いていておいしかったです。
天日干し
  ちりめんじゃこ
屋上ではシラスの天日干しが行われていました。
均等に乾燥するように手でならしながらまる一日乾燥させると、ちりめんじゃこができます。
海の生き物の赤ちゃんたち


乾燥したちりめんじゃこはピンセットを使ってていねいに選別されています。
つめよりも小さな海産物が紛れているからです。


生き物の赤ちゃんたちとってもかわいいんです!


小さいのに大人になった生き物と同じ形をしているんですね。
これは何でしょう?
子どもたちと生き物探し
シラスには、なんと200種類ほどの生き物が紛れているそうです。

県立自然博物館に集まる子どもたちと生き物探しをしてみましたが・・・。
カニの赤ちゃんだけを探し出してみたり、
名前当てクイズをしてみたり、生き物探しに
みんな熱中していました。

これだけの種類の生き物を見られるなんて、私も驚きでした。
食べて、探して。
シラスを使って地元の海の豊かさを存分に満喫した一日でした。

答え フグの赤ちゃんです。
おなかにはちゃんとトゲトゲもついていますよ!
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「心ぬくもるお手玉遊び(和歌山市)」平成20年10月14日(火)放送 リポート:小野 忍 リポート:小野忍

秋のレクリエーションに、昔ながらの遊び「お手玉」はいかがですか?
歴史は古く、平安時代には「宮中の遊び」だったとも言われています。
和歌山市にはお手玉を広めようと活発に活動している女性たちのグループがあります。「ななこの会」です。
図書館や小学校などをボランティアで回って、お手玉の魅力をアピールしています。
愛情たっぷりの手作りのお手玉でその楽しさを伝える取り組みについてリポートしました。

「ななこの会」のメンバー お手玉遊びを広めるグループ「ななこの会」が発足したのは3年ほど前。
以前、小学校の先生だった代表の森勝代さんは、教育の一環としてお手玉を取り入れ、そのよさを見直したそうです。
森さんと同じように、お手玉に魅力を感じている会のメンバーはおよそ100人。
皆さん、子どものときにお手玉に親しんだ方ばかりです。
お手玉は手作り

お手玉はメンバーの手作りです。
4枚のきれで作るため、お手玉には「幸せ」の意味が込められるそうです。
また、お手玉の中の素材と言えば、「アズキ」を思い浮かべませんか?
実は、「じゅずだま」「大豆」「ハブ茶」など…いろいろあるんです。
それぞれ感触も音も違う、それもお手玉の魅力です。

「ななこの会」の皆さんと教職員を目指す大学生
「ななこの会」は、大学でもお手玉を教えているんですよ。

訪れたのは、和歌山大学の教育学部。
教職員を目指す大学生が参加しました。
「あんたがたどこさ」という遊びを体験。


「あんたがたどこさ ひごさ 
ひごどこさ くまもとさ〜♪」
あんたがたどこさ
お手玉を隣の人に「さ」の言葉でリズミカルに渡すのですが、予想以上に難しいんです!
中俊博教授は 「お手玉は落としても笑顔、上手下手ということにはなりません。運動が苦手な学生にとっても入っていきやすく、子どもたちと仲よくなるのにぴったり。」 とおっしゃっていました。

お手玉競技最後に「お手玉競技」にもチャレンジ。
2人がマットの上で、どれだけ同じ技を続けられるかで競います。
試合は大いに盛り上がりました!

大学生の皆さん、お手玉のイメージが変わったようです。
「若いわたしたちでも体がほかほかになるし、いい運動になりますね。」、「子どもたちが仲よくなる手段に取り入れたい」という声が聞かれました。

お手玉で、たくさんの人の気持を温かくする活動に感激しました。
『手から心にぬくもりを届けたい』という「ななこの会」の皆さん、これからも頑張ってくださいね。ありがとうございました。

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「古民家で広がる アートの輪(紀の川市)」平成20年10月7日(火)放送 リポート:門脇 瑛子 リポート:門脇瑛子

すっかり秋も深まりましたね。
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、収穫の秋・・・いろいろな秋がありますが、今回は「芸術の秋」ということで、古民家を利用してユニークな取り組みをしている方々を取材しました。
民家のオーナーは、河野浩幸(かわの・ひろゆき)さん。
みつろうを使ったキャンドル作りなどの創作活動を行っている河野さんは、多くの人が芸術活動できるスペースを作ろうと、この古民家を開放しています。観光客や地元の子どもも加わってにぎわいを見せる古民家から、芸術活動の輪が広がっている様子をお伝えしました。

古民家


県北部の紀の川市に、国の有形文化財に登録されている築100年以上の民家があります。
趣のあるたたずまいですね。平日、無料で一般に開放されているそうです。
この民家の一部は、おそば屋さんとしても利用されているんです。

民家の中

しかし、それだけではありません。
河野さんの呼びかけに応じて、陶芸、絵画、クラフトの展示、音楽の演奏、映画の上映など、プロ・アマ問わず、多くの人が集まって創作活動を行なっています。

民家の中にある部屋は、無料の展示スペース。

ジュエリー作家ととんぼ玉作家による共同展示
ほかの部屋では、ジュエリー作家ととんぼ玉作家による共同展示。

古民家での展示については、「文化財指定されているから、壁にくぎは打てない、シールをはってはいけないなどの制約がある中で、くふうして展示することが楽しい」とおしゃっていました。

音楽ステージ
さらに、敷地には古民家のほかに蔵が4つあります。
一番大きい蔵は、音楽活動のステージに変身していました。

客席は、みかん箱に座布団。薄暗い、オレンジ色の光に照らされて、手作り感あふれる空間になっています。土壁で天井が高いからか、音が心地よく響いていました。

解放されている古民家そして展示やライブなど以外にも、古民家は解放されています。
河野さんが趣味で作り続けているキャンドル作りをはじめ、草木染めや陶芸などを一般の希望者に教えています。
河野さんは、「みんなが使っていくことによって、物は生きるんだと思う。これからも古いものを活用していって、ここでいろいろな人の出会いが生まれれば」と話していました。

古くから続く伝統の古民家を舞台に、創作活動を通して集まった人の輪が広がっています。
以上、芸術の秋の話題を盛りだくさんでお届けしました!(^^)

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