紀の国みてある記「取材日記」

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「石灰岩で涼をとる〜真夏のオアシス〜(由良町)」 平成20年8月26日(火)放送 レポート:門脇瑛子 リポート:門脇瑛子

紺ぺきの海に、白い巨大な石灰岩が突き出た景勝地、県中部由良町。ダイビングスポットとしても有名で、年間およそ30万人が訪れています。
そして現在、町と県が連携し、みごとな石灰岩という観光資源を生かして地域活性化をはかろうと、新しい観光コースの開発に取り組んでいます。
今年春、海岸沿いを漁船でめぐる観光クルーズが誕生しました。観光ガイドを務めるのは、地元の漁師さん。
「ふだん見られない場所から、白い岬を見ることができる」と観光客にも好評で、これまでに家族連れを中心におよそ1000人が訪れています。
リポートでは、この白崎海岸の絶景と、2億5000万年前にできた戸津井(とつい)鍾乳洞を訪ね、涼を感じる自然を紹介しながら、地域を盛り上げたいと努力する地元の思いをお伝えしました。

由良町・白崎海岸







由良町・白崎海岸…
なんてファンタジック!!

白崎海洋公園




初めて訪ねた由良町。
氷山のような白い石灰岩と真っ青な海に感動しました。

万葉集にも詠まれる絶景


石灰岩が織り成す絶景は、日本でも有数といわれ、万葉集にも詠まれています。

(歌の意味→白崎よ、待っていておくれ、大船に梶(かじ)をそろえてまた帰って来るから)

入場券の半券で作られた作品

この石灰岩はみごとな鍾乳洞も作っています。「戸津井鍾乳洞」です。
鍾乳洞の受付を行なっているのは、地元のおばあさんで、入場券の半券などで手芸作品を作っていらっしゃいました。
鍾乳洞を訪れた子どもたちにプレゼントするんだそうです。
どれもすてきな作品ばかりで、温かい気持になりました。

鍾乳洞を探検! 鍾乳洞は、年間を通して約15度に保たれています。半袖一枚だと真夏でも寒いくらいです。
洞内を歩いてみると…全長100メートルと短く、天井も低い!
体をよじりながら、かがみながら進みます。狭い道を探検しているみたいで楽しいですよ。
たまに滴がポタポタと落ちてきて、そのひんやり感がまた気持ちいいんです。

中初美さん



古くから残された由良町の自然を広く伝えていきたいと活動する女性を取材しました。


由良町で生まれ育ち、今は海岸近くでレストランを営む中初美(なか・はつみ)さんです。

カレーライス 中さんがふるまってくださったのは、カレーライス。
エビが豪快にのっています。さらに、このごはんの形に注目!
わかります?…そう、白崎の石灰岩が表現されているんです。中さんの地元への愛情を感じますね。エビの殻でスープをとっているので、海の香りが口いっぱいに広がります。

漁船でクルーズ 中さんは、石灰岩の造形美をもっと県内外の人たちに知ってもらいたいと、町や県といっしょに新しい観光開発に取り組んでいます。漁船で海岸沿いをめぐるクルーズです。いざ出航すると、涼しくて気持ちがいいのですが…さすが漁船。
揺れて揺れて揺れて、迫力があります!
完全におびえた私に、優しく分かりやすく観光ガイドをしてくださったのは、漁師歴30年、船頭の川口健男(かわぐち・たけお)さ
んです。

立巌(たてご) 付近の海を熟知した地元の漁師さんによって、船は大きな石灰岩を見上げることができるギリギリまで近づきます。
クルーズの代表的な見どころは「立巌(たてご)」という岩です。
真ん中に穴が開いている上にヒビが入っていて、今にも崩れそうですが、原型を保ってるんです。不思議ですね。
これも漁船で間近に近づいたからこそ体感できる由良町の魅力です。
石灰岩が作り出した「内」の鍾乳洞と、「外」の絶景。
暑い日ざしのもとでも、涼を感じることができるサマースポットでした。
秋には、また新しい表情を見せてくれるのでしょうね。

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「安全第一!武士も学んだ泳ぎの術(和歌山市)」 平成20年8月5(火)放送 レポート:柳真希 リポート:柳真希
和歌山県内各地の海水浴場は多くの観光客でにぎわっています。和歌山市で夏休みに開かれている、ユニークな泳ぎ方をご紹介しました。
その泳ぎ方とは、江戸時代、紀州徳川家で武芸にも取り入れられてきた岩倉流泳法です。子どもたちに、水のレジャーを安全に楽しんでほしいと岩倉流泳法保存会の那須賢二(なす・けんじ)さんらが、小中高校生を中心に7月から水練学校を開催しています。
ことしも100人以上の子どもたちが集まりました。岩倉流泳法が伝えられて300年、県の無形民俗文化財にもなっています。練習の様子をリポートし「安全な泳ぎの術」についてお伝えしました。
岩倉流泳法を学ぶ子どもたち
和歌山市内のプールに100人以上の子どもたちが集まりました。小学生から高校生までが岩倉流泳法を学びます。


江戸時代に武芸として取り入れられていた泳ぎですが、今も自然の中で、水遊びを安全に楽しんでほしいと和歌山の子どもたちに受け継がれています。
岩倉流泳法
川や海などの自然の水場は、流れが変化したり、岩などの障害物があったり、周りが見えにくいこともあります。


岩倉流泳法には、そんな自然の中でも対応できるように危険を察知しやすく、周りへの注意力が損なわれない安全かつ美しい泳ぎ方が取り入れられています。
水上術(すいじょうじゅつ)
顔を水につけると周りが見えず危険をすぐに察知することができませんよね。


そこで基本となるのは水上術(すいじょうじゅつ)という顔を水につけない泳ぎ方です。
平泳ぎや、立ち泳ぎが水上術に含まれます。
跳飛術(ちょうひじゅつ) 基本に加え、ユニークな泳ぎ方もたくさんありました。なんと水上をジャンプするんです。跳飛術(ちょうひじゅつ)といいます。
泳ぎながら遠くまで見渡して安全確認を行うときに使う技です。
足で水を押すように強くけって、同時に手でも水を押します。上半身が出るくらいまでジャンプするのはなかなか難しそうで、子どもたちも苦労していました。
浮身術(うきみじゅつ) さらに水上に大の字になってぷかぷか浮く技もあります。浮身術(うきみじゅつ)です。
長く水の中にいると疲れますよね。これは、そんなときに使う技です。
このように、自然の水の状況に応じて使い分けられるよう、岩倉流水芸にはおよそ40の泳法があります。この技をマスターすれば、自然豊かな和歌山での水遊びがもっと楽しくなりそうです。
刀を持っての演技


練習のあとで、上級者の皆さんに技の数々を見せてもらいました。
扇子や傘、刀など日本の伝統の武具を持っての演技でした。
傘を持っての演技 訓練を積むと重い物を持っていても安定感があります。団体で同じ技を行いますがピタリとそろって美しい。武芸ということで姿勢の美しさも大切です。見た目も華やかなので、まるでシンクロナイズドスイミングのよう。
技のキレや、伸びの美しさによって段や級も決められているそうです。
安全第一!これからも技を磨いて伝統の泳ぎを受け継いでいってください。
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