紀の国みてある記「取材日記」

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「たった一人の人形座(上富田町)」 平成20年2月27日(水)放送 レポート:柳真希 リポート:柳真希
三谷弘(みたに・ひろし)さん上富田町に住む、人形使い、三谷弘(みたに・ひろし)さん(77)。
人形劇を始めてすでに45年。現在は3代目西川房司(にしかわ・ふさじ)を名乗り、三谷人形座、座長として地元の学校などを中心に人形劇の普及活動を続けています。
三谷人形座の座員は、なんと300体以上の人形と三谷さんのみ。
人形は、文楽人形などの日本の伝統の人形から、三谷さんが手作りしたものまで、素材も種類もさまざま。演目も民話、時代物、童話と豊富です。
三谷さんの人形劇は、お客さんにも人形使いを手伝ってもらう観客参加型です。演じるたびに観客から笑顔があふれ、拍手が上がります。
地元の保育所で行われた劇を通して、たった一人で人形座を仕切る三谷さんの姿、劇への思いをリポートしました。
人形の首(かしら) 三谷さんのお宅には人形の首(かしら)がズラリと並んでいました。


全部で300体以上あります。


購入したり、譲り受けたり、文楽人形などの日本の伝統的な人形をまねて手作りしたものもありました。

人形の首(かしら)

表情もさまざま。


お部屋に入った瞬間、たくさんの人形に見られている感覚にドキドキしてしまいました。
人形を動かす三谷さん 三谷人形座の演じ手は三谷さんただ一人。劇を演じるときは一人で2体の人形を扱うこともあります。長時間演じていても腕がしびれないそうです。


「人形が動いてくれるからそれについていくような感じ。人形と友達です。」と笑顔で話してくれました。
大笑い?! わたしも人形遣いに挑戦!
人形は意外と重くて、しなやかに動かすのは至難の業・・・。


まずは簡単な所作として笑い方を習いました。
なんだか大笑い?! 女性らしくありません。
指導を受ける柳




指導を受けて・・・・。
おほほほほ・・・
少しだけしとやかさが表現できるようになりましたか???


人形を動かすには、人形のボディラインを美しく保つことを意識するのが大切なんだそうです。
保育士さんを指導する三谷さん

三谷さんは地元を中心に人形劇を広めています。


今回は田辺市の「まろみ保育所」の子どもたちに人形劇を披露しました。
今回の人形劇には保育士さんも参加します。三谷さんは熱心に劇の演技指導をしていました。
人形劇を見る子ども達

演じ手が足りないときは観客に手伝ってもらう。それによって人形劇により親しんでもらい楽しんでもらえると三谷さんは言います。


知っている保育士さんの登場で、園児のみんな、とても楽しそうに劇を見ていました。
人形劇に参加する保育士さん

“一日人形遣い”になった保育士さんの演技もすばらしかったです。


日本の伝統のお話や人形が、これからも三谷さんの人形劇を通じて多くの人に広がっていくといいな!
三谷さん、保育所のみんな、ありがとうございました。
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「ウメ大変身!ユニーク人形(みなべ町)」 平成20年2月20日(水)放送 レポート:堤真由美 リポート:堤真由美
みなべ町に住む人形作家、大西操(おおにし・みさお)さん(80)。
大西さんが人形作りに使うのは、梅の「種」です。およそ30年前に作り始め、これまでに70種類の人形を制作しました。手のひらに乗るほどの大きさの「梅人形」は、顔や体、手や足が、いろいろな大きさの梅の種でできています。
スポーツ観戦が大好きな大西さんは、その年に活躍したヒーローやヒロインをモデルにした人形も作ります。
リポートでは、今までに制作した人形や大西さんの思いを通して、梅の種からできた「梅人形」の魅力を紹介しました。
種の山 箱にぎっしり入った梅の種、種、種、種・・・。小さいのやら大きいのやら、一体何粒あるんでしょう。


これが、大西さんの「梅人形」の材料です。


こんなに一人で食べたの?!と思った皆さん、実は、小さかったり傷がついたりして、売り物にならなかった梅なんですよ。


青梅の段階で、梅干屋さんからもらったものを、たるに漬け込んだ後、種を取り出して乾燥させました。準備するのに半年以上も要する手間のかかる作業だそうです。


大西さんが、梅の種を使った「梅人形」を作り始めたのは、およそ30年前です。
地元でお土産屋さんをしていたとき、お客さんから、梅の種を簡単に組み合わせた人形を見せてもらったことがきっかけでした。
それを見て、自分も何か作りたいと考え、できたのがこちら。
梅人形第一号 針山の上に梅の種をくっつけた「梅人形」第一号です。


「初めて一個売れたときは飛び上がるほどうれしくて、いろいろ工夫しながら次々と作品を作りました。」と大西さん。


今までに作ったのはおよそ70種類。
中には、趣味のスポーツ観戦を生かしたこんな作品も。
「梅人形」斉藤祐樹投手

こちらは、おととし甲子園で活躍した、斉藤祐樹投手です。


ポケットには、トレードマークのハンカチ。
なかなかお茶目な工夫でしょ。
荒川静香さん

そしてこちらは、オリンピックで金メダルを獲得した荒川静香(あらかわ・しずか)さんです。


梅の種を一粒一粒つけて作り出した柔らかい曲線。まさに「種」の芸術です。
一人一人努力しているスポーツ選手を見ていると、自分も力が入って、それで人形ができるそうです。
縁側で団らん

大西さんの作品は、近所の人や観光客にも大人気です。


人形を作っている大西さんのお宅には、近所の人がよく訪ねて来るそうで、作品を囲んで、ぽかぽか縁側で団らん。
梅の天日干し作業
こうした近所の方との交流からも、作品のアイディアがわいてくると言います。
(写真:梅の天日干し作業)
大西さんと堤 「梅を作って梅で食べさせてもらって、それから人形も作らせてもらって、それで生きているようなものです。ほんまに梅は神様です。」


という大西さんの言葉がとても印象的な取材でした。


これからも温かくてユニークな「梅人形」ができるのを楽しみにしていますね。
南部梅林〈おまけ〉
「一目百万 香り十里」と称される、南部梅林。
1000ヘクタールの土地に30万本の梅の木が植えられています。
ロケで訪れたのは7分咲きのころ。白や赤のかわいらしい花とともに、甘酸っぱい香りが楽しめました。


園内では、遠足で訪れたのか、子どもたちがお弁当を食べていましたよ。
こんな素敵な景色の中で食べるお弁当、よりおいしく感じられるでしょうね。(見ごろは、2月いっぱいということです。)
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「竹が奏でる 旅立ちの音色(橋本市)」 平成20年2月13(水)放送 レポート:門脇瑛子 リポート:門脇瑛子
竹太鼓の練習風景3月に入って、各地で卒業式に向けて準備が始まっていますね。
橋本市では、この春、卒業する小学6年生が、先生や在校生への送別のメロディーを奏でるために、地元ならではの素材の楽器を使って練習をしています。その楽器は、地元の竹で作った「竹太鼓」。
武川孝夫(たけかわ・たかお)さん製作と指導をしているのは、武川孝夫(たけかわ・たかお)さん(64歳)。
武川さんは5年前から楽器の制作をしてきました。地元の竹で作った手作りの太鼓で竹の魅力を伝えたいという思いと、6年間過ごした学び舎へ感謝の気持ちを奏でたいという思いがいっしょになって、竹太鼓の音を奏でています。


リポートでは、練習に励んでいる小学校を訪ね、子どもたちの生き生きとした表情をお伝えしました。
橋本市隅田町に降り立ったら雪が降ってきました!撮影の日はとても寒かったんですよー。
ところが隅田小学校に行くとこんな男子が・・・。


寒くないの?!
(なんてさわやかな笑顔・・・。)
竹太鼓 閑話休題。
竹太鼓はこのように一列に並んで、上からバチでたたいて音を出すものです。
一人が一節を担当します。


みんな軽々、かつ真剣に、太鼓をたたいています。
竹太鼓のバチ そしてバチには思い思いの言葉が記されています。


みんなの思いが込められた言葉・・だからこそ、このバチでたたく竹太鼓も「世界で一つだけの」音が出るのでしょうね。
武川孝夫さん みんなの竹太鼓を作った武川孝夫さん。


竹は、根元の方が節の間が短く、上にいくほど節の間は長くなっています。


そして竹は細ければ細いほど、竹の節は短ければ短いほど高い音が出ます。
竹太鼓

つまり、たとえ同じ竹をたたいていても、隣の人と違う音が出るということです。


さらに、竹に開けられた穴と切り込みが音を出す重要なポイントです。
この2つによって音が響く仕組みになっているそうです。




この切り込みの幅が広ければ広いほど高い音が出ます。
武川さんは、これまで地元の竹を活かした楽器作りを行ってきました。
「自分で一から作ったものは大切にするでしょう。そこが手作りの味だと思う。」印象に残った言葉です。


料理と同じかなと思いました。下手でもいいから一生懸命作ったものの方が、作り手の思い、心を感じて嬉しくなったりしませんか?
子どもたちに指導する武川さん
武川さんは子どもたちに竹太鼓の演奏の指導もしています。


曲は「祇園囃子(ぎおんばやし)」。本番までだいぶ時間がありますが、「8割がた完成に近い」と子どもたちの奮闘ぶりに武川さんも好評価です。
子ども達 それもそのはず。
子どもたちは今回のような全体練習の他に、毎朝、それぞれの学級の朝の会で、コツコツ努力を重ねてきました。


今月下旬には、武川さんに教えてもらったことをもとに授業参観でオリジナル曲を披露する予定だそうですよ。
6年生担任の西岡和先生 それにしても、みんなお囃子のリズムをとるのが上手。6年生担任の西岡和先生がおっしゃるには、
「隅田小学校の近くの神社で毎年秋祭りが行われていて、子どもたちは小さいころからお囃子に親しんできたから、そのリズム感覚が自然と身についたのではないでしょうか。」
竹太鼓の練習風景

地元の竹を使った楽器で演奏する送別会。子どもたちにとってきっと忘れられない、大切な思い出になることでしょう。


3月6日が送別会の本番です。
みんながんばってね!
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「折り紙操る中学生アーティスト(和歌山市)」 平成20年2月6日(水)放送 レポート:柳真希 リポート:柳真希
南本翔(みなみもと・しょう)くん誰もが一度は遊んだことがあるでしょう。今回のリポートは折り紙です。和歌山市には、この折り紙をアーティスト級の腕前で折り上げる人がいます。
和歌山市立発明館が主催した「私たちの工夫展」で、和歌山県知事賞を受賞した和歌山市立有功中学校2年生の南本翔(みなみもと・しょう)くんです。
中学生ながら折り紙暦は10年以上!週に1回は図書館に通い、折り紙の本を見ながら研究しているそうです。南本くんの技量には、折り紙暦50年以上の「和歌山おりがみの会」高木陽行(たかぎ・はるゆき)さんも太鼓判を押すほどです。
ひな壇

和歌山県知事賞を受賞した作品。
「ひな壇」です。


全部折り紙でできているんですよ!


使った折り紙は300枚を越えるそうです。お内裏様・おひな様はもちろん、小物にいたるまでみごとな作品でした。
南本くん

作ったのは和歌山市立有功中学校2年生の南本翔くん。


南本くんはお母さんが保育士だったこともあって物心ついたころから折り紙に取り組んできました。
ペンギンを折ることに挑戦! 私も南本くんに教えてもらいながらペンギンを折ることに挑戦!


私の折り紙の大きさは南本くんの4倍。それでもなかなかついていけず・・・
ペンギン完成南本君の指導を受けながら、やっとの思いでペンギンができました。
恥ずかしながら、私には折り紙の本の図解がまったく理解できませんでした。ところが、南本くんは、これまで自分が作ったものに当てはめながら、図を見ただけで頭の中で折り紙が出来上がっていくんだそうです。


あっぱれ!
一枚の紙から動物や植物、色々なものが表現できるっておもしろいですね。
バレンタインのプレゼント そして南本くんは、バレンタインのプレゼントを作ってくれました。
小さな箱の中に、ハート、花束、チョコレート、KISSをしているペンギンが入っています。


なんとチョコレートも折り紙でできています。箱の大きさから、そこに入れるチョコのサイズをきちんと計算して作ったそうです。




小さい中にも南本くんの工夫がたくさん詰まっていました。ペンギン
バレンタインというと、女性から男性にプレゼントを贈るイメージが強いのですが、こうしてみごとな作品を男性から受け取るのはまた格別にうれしかったです。
南本くんありがとう!


南元くんはイベントがあるたびに、家族やお友達に折り紙で何かを作ってプレゼントするそうです。お母さんも南本くんからのプレゼントを宝物として大切に保管していました。
「心の優しい子なんです。」嬉しそうに話すお母さんの言葉に、照れていた南本くんの姿が印象的でした。
高木陽行さん

そんな南本くんの折り紙の先生は、「和歌山おりがみの会」の高木陽行さんです。
高木さんは和歌山で折り紙教室を開いて指導したり、折り紙作品の展示会を行ったりしています。
南本くんは折り紙の大作が出来るたびに高木さんにアドバイスをもらっているそうです。
高木さんから折り紙を教わる南本くん 折り紙教室や展示会も行なっている、いわば折り紙のプロの高木さんも、


「翔くんのように細部にこだわってきれいに折れるのは才能だ!」キリン


と南本くんの折り紙技術に太鼓判を押していました。
南本くんと柳

これからもずっと折り紙を続けて、素敵な作品を作ってください!


楽しい時間、そして心のこもったプレゼントありがとうございました。
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