タカアシガニの脱皮の様子を撮影(すさみ町)

すさみ町にある「エビとカニの水族館」が、館内で展示しているタカアシガニが脱皮する様子を撮影しました。
タカアシガニは世界で最も大きいカニで、日本周辺の深い海の中で生息しています。
エビとカニの水族館では4匹のタカアシガニを展示していて、水族館によりますとこのうちの1匹が今月4日の午前8時ごろに脱皮を始めたということです。
タカアシガニは甲羅の端から後ろ向きにゆっくりと出てきます。
途中、足の部分が抜けなくなり、動かなくなったこともありましたが、約8時間かけて、無事、脱皮を終えました。
脱皮直後はやわらかかった体も時間がたつとかたくなり、1日ほどで立ち上がって移動できるようになったということです。
この水族館では、これまでにもタカアシガニが脱皮する様子が確認されていますが、最後まで無事に脱皮したのは、今回が初めてだということです。
水族館ではしばらくの間は脱皮した抜け殻とともに展示するということです。