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BOSAI FASHION RUN-AWAY RUNWAY

●イベント・コンテスト概要
NHK和歌山放送局では、平成29年2月4日(土)に「BOSAI FASHION RUN-AWAY RUNWAY」を開催しました。
ふだんから使えていざという時に役立つ “防災デザイン” を提案するファッションショー。
みなさまからご応募いただいた444点のデザイン案から選ばれた作品を “BOSAI FASHION” として発表し、デザインと機能性を両立させた新しい防災のカタチを提案します。

●BOSAI FASHIONとは?
近い将来起きるとされる南海トラフの巨大地震とそれに伴う巨大津波。
最悪の場合、和歌山県では最大19メートルの津波が押し寄せ、26万棟の建物が全半壊し、県民の半数近くの44万人が避難を余儀なくされると想定されています(※和歌山県想定より)。
家や身の周りのものを失ったとしても、人間の身体を最も近くで守ってくれるものは服です。
しかし、一般に「災害時に役立つ服」と聞いたとき、一番に思い浮かぶのは「カタイ・つまらない・おしゃれじゃない」そんなイメージではないでしょうか? そのイメージを払拭し、ふだんから身につけることができて、いざという時に役に立つ服や、避難所で使うと沈んだ気持ちも少しは和らぐようなファッション。
― それがNHK和歌山の提案する「BOSAI FASHION」です!



444点の応募から選ばれた9点のデザインを基に製作された作品が発表されました。

平成29年2月4日(土)、和歌山市内で防災に関する新しい企画イベントを開催しました。
イベント名は「BOSAI FASHION RUN-AWAY RUNWAY」。
“ふだんから使えて、災害時に役に立つ”をテーマにしたファッションショーです。



イベントは、和歌山県をはじめ近畿地方を中心にした全国の小学生から大人まで、幅広い年齢層からアイデアやデザイン案の応募をすることからスタートしました。

【応募作品(抜粋)】


募集には、コートやジャケットなどの羽織物のアイデアとデザインで、デザイン性に優れた中にも防災のアイデアや、多くの機能性が盛り込まれた444点もの作品が寄せられました。
審査は、防災の専門家として京都大学防災研究所教授の牧紀男さん、さらにデザインの専門家としてデザイナーの太刀川瑛弼えいすけさんにも加わってもらい、実際に製作された作品から最優秀デザイン賞1点、優秀デザイン賞8点の合計9点を選びました。

応募作品の中から選ばれたデザイン画をもとに、実際の服作りが始まりました。
製作には、大阪の服飾専門学校の皆さんにご協力いただきました。



そして2月4日(土)、作品を発表するファッションショーを開催。
ファッションデザイナーとしても活躍する人気タレント、篠原ともえさんもゲストとしてお招きしました。



さらに最優秀デザイン賞の作品には、和歌山市在住のモデル・本谷紗己さんが着用。



防災のアイデアがちりばめられた、“新しいファッション” が次々とステージに登場。



フィナーレで全作品がランウェイに登場すると客席から大きな拍手が寄せられ、大盛況のうちにイベント終了!



会場にお越しの方からたくさんの感想をいただきました。

○一番身近なファッションを防災と結びつけたこの企画、とても有意義な発想だった。
○新しいことばを創ったと思う。防災が日常化すればよい。
○被災地のことや、自分が災害に遭ったらと想像しながら懸命に取り組んでいたのがよかった。
○教育の場で学習として取り組むことも可能であるし、そのようになるとすてきだなと思った。


身近な「ファッション」をテーマに、防災への意識を高める取り組み。
NHK和歌山放送局では、巨大地震やそれに伴う津波、また大型台風などによる犠牲者ゼロを目指した「守る」プロジェクトの一環として、今後も防災に関する取り組みを進めて参ります。

集合写真




入賞した9点の作品を一挙公開!

 ★最優秀デザイン賞★
デザインアイデア:新田楓太にったふうたくん(和歌山市立山東さんどう小学校6年)
製作:大阪文化服装学院
モデル:本谷紗己さん(HYBRID BANK)



ここがPOINT!
日ごろから防災意識の高い楓太くんのアイデアがたくさん詰まった作品です。
リュックの中には、レインコートとなるポンチョ、腰の部分には保温性のあるアルミのマットで作られた寝袋が収納されています。
また、災害時に心を元気にする明るい色使いも高く評価されました。


 ★防災アイデア賞★
デザインアイデア:加賀谷あかりさん(兵庫県立舞子高等学校3年)
製作:上田安子服飾専門学校
モデル:上田花菜かなさん(上田安子服飾専門学校)



ここがPOINT! 
全国でも珍しい環境防災科で学ぶあかりさんのデザインは、外見からは機能がわからないのが特徴です。
フードと袖口には起毛素材を使い、十分な暖かさを確保することができます。
背中側にはブランケットも備えられています。とてもおしゃれで、ふだん使いができる防災ファッションです。


 ★会場投票賞★
デザインアイデア:立石怜久りくくん(和歌山市立楠見西小学校5年)
製作:上田安子服飾専門学校
モデル:丸本千尋さん(上田安子服飾専門学校)



ここがPOINT! 
デザインのポイントは「とにかく全部!」という怜久くん。
実際に、災害時はもちろん夜道でも目立つ蛍光色の生地、袖には空気を入れ膨らませることができ、浮き輪としての使い方も想定しています。
また、ポケットのフタ裏には名前や血液型等を記入することができるなど、たくさんの機能が詰まった作品でした。


 ★優秀デザイン賞★
デザインアイデア:雑賀美羽さいかみうさん、田中葵さん、平野麻琴まことさん、若林咲結さゆさん(和歌山市立吹上小学校5年)
製作:上田安子服飾専門学校
モデル:中尾安紀さん(上田安子服飾専門学校)



ここがPOINT!
それぞれが好きな色を使ったパッチワーク仕上げの生地はクッション性に優れ、防災頭巾としても使用可能。
裏地にはレインコートで使う生地を使用しており、防水性と防寒性を兼ね備えています。
内側の大きなポケットにはたくさんの食料、水、防災用品等を入れることができます。


 ★優秀デザイン賞★
デザインアイデア:二宮彩さん(和歌山市立松江小学校5年)
製作:マロニエファッションデザイン専門学校
モデル:森野有美さん(マロニエファッションデザイン専門学校)



ここがPOINT! 
フードの額の部分に付属しているキルティング素材はアイマスクとして目を覆うことができ、避難所での睡眠をサポートします。
袖は簡単に取り外しが可能で、夏でも冬でも快適に使用できます。


 ★優秀デザイン賞★
デザインアイデア:花尾亜美さん(田辺市立本宮中学校2年)
製作:大阪文化服装学院
モデル:加賀谷汐里しおりさん(大阪文化服装学院)



ここがPOINT! 
腰のベルトは平編みのロープとなっており、十分な強度があるため防災用途にも使用することができます。
首周りのファーは難燃素材のため、暖かく、かつ安全。
袖のファスナーは開閉可能で温度調節ができます。


 ★優秀デザイン賞★
デザインアイデア:髙木陽子さん(和歌山県立新宮高等学校 家庭科教諭家庭部顧問)
製作:大阪文化服装学院
モデル:小出侑里香ゆりかさん(大阪文化服装学院)



ここがPOINT! 
紀伊半島水害の経験から1枚の防災用シートで何かできないかというのが髙木さんのアイデアの出発点。
素材は暖かいアルミ毛布を使用しています。リボンは取り外し可能になっていて、首に巻いてストールとして使うことができます。
アルミ毛布の活用の可能性を広げる作品となりました。


 ★優秀デザイン賞★
デザインアイデア:伊豆田萌さん(和歌山市立太田小学校5年)
製作:マロニエファッションデザイン専門学校
モデル:唐川雅衣まいさん(マロニエファッションデザイン専門学校)



ここがPOINT! 
猫のモチーフはかわいらしさをアピールし、避難所等での雰囲気を和やかにする効果を期待しています。
猫の目や耳、袖やポケットに反射素材を使用し、夜間や停電時での安全を確保できます。しっぽは取り外してマフラーとして首に巻くこともできます。
また、ファスナーのついた小物入れとなっており、中に電池やちょっとした非常食を収納することができます。


 ★優秀デザイン賞★
デザインアイデア:敷地莉菜りなさん、井本美生みおさん(和歌山県立新宮高等学校 家庭部2年)
製作:マロニエファッションデザイン専門学校
モデル:沼守美典みのりさん(マロニエファッションデザイン専門学校)



ここがPOINT! 
一見ロングコートのようですが、上下を分けて使用することができます。
スカートの裏地にフリースを使っており暖かく、そのまま膝掛けや羽織物として使えます。
フードの部分は取り外し可能で、避難の際に荷物を収納できる巾着袋としても使えます。