放送内容

Vol.111古都と向きあう~奈良~

初回放送日 Eテレ 2018年3月11日

仲間たち
吉水快聞さん
エッセイ
生きかた

長年の友人を訪ね、ベニシアさん、冬の奈良へ。友人の案内で、春日大社の神山として、今でも豊かな自然が残る森へ、ハイキングに出かける。かつては交易の道として、多くの人々が行き交ったという森は、市の中心部からほど近くにありながらも、樹齢何百年もの木々が生い茂り、岩に刻まれた仏像が残る。ハイキングのゴールは若草山の頂上。そこから奈良盆地を一望する。
その後、友人宅で、焚き火を囲みながらお茶の時間。これからの人生について、ゆっくりと語り合う。また、東大寺大仏にもお参り。その建立に関わった多くの人々に思いをはせる。仏教伝来の地、奈良で、ひたむきに仏像と向き合う若き仏師との出会いも。仏像の制作・修復で得た技を用いて、アート作品の制作にも力を注いでいるという。 京都とはまた一味違った、自然と伝統文化が共存する古都奈良の奥深さに触れる。

  • 吉水快聞さん

    仏師・彫刻家。奈良県の寺で生まれ育つ。東京の大学院にて、鎌倉時代の仏師・快慶の阿弥陀如来立像を中心に研究を行い、博士号を取得。2011年に地元奈良に工房を構える。仏師として仏像の制作をするかたわら、仏像の修復などにも取り組んでいる。また、彫刻家として、動物や植物をモチーフに、日本古来の自然崇拝の思想をテーマとした作品も数多く手掛けている。

  • 生きかた

    奈良を旅する間
    私はずっと人生について
    考えていました

    人生は月のように
    満ち欠けするもの

    良い事こともあれば
    悪いこともある
    次に何が待ち受けているか
    わかりません

    予想もしなかったことが起きたり
    愛する人を突然
    失うこともあるでしょう

    ありのままに受け入れる術を
    ゆっくりと身につけていくのです

    その瞬間を一生懸命に
    生きることが
    人生を楽しくしてくれるのです

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