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Vol.57 ふるさとの家族

初回放送日 BSプレミアム 2011年4月15日

仲間たち
山村健さん
エッセイ
絣(かすり)、ふるさと

4月上旬、ベニシアさんは、夫・正さんの実家がある福岡県へ行く。正さんの母・敏子さんは植物が大好き。庭で一緒にハーブの苗を植えてガーデニングを楽しむ。その後、福岡県八女郡に住む親戚の絣(かすり)職人・山村健さんを訪れる。山村さん一家は藍染めと手織りにこだわり、昔ながらの工法で久留米絣(かすり)を作っている。帰って、正さんは地元の魚介類を使ってシーフードカレーを作る。久々の家族団らんに心の安らぎを感じる。

  • 山村健さん

    梶山正さんの親戚で福岡県八女郡広川町に住む。
    山村さんは久留米絣織元の4代目。家族で工房を営み、それぞれに受け持つ工程がある。近年、久留米絣は化学染料を使い、機械で織っていくものが増えつつある。しかし山村さんの絣は藍染めと手織りにこだわり、昔ながらの工法を守り続けている。グラデーションの効いた幾何学模様の柄が山村さんのオリジナルデザインだ。

  • 絣(かすり)

    何年も前 
    私は田舎に住んだことがあります
    夏の風は蒸し暑く
    私たちが住んでいた家の横には
    竹やぶがあり
    畑には蚊の大群が飛んでいました
    私は 村の女性たちが藍染めの服を着て
    畑仕事をしていることにに気づきました
    ある暑い日 近所の人が私に
    ゆったりした作業着「もんぺ」を持ってきてくれました
    この布は彼女の母親が織った絣(かすり)というもので 藍染めは虫よけの効果があると教えてくれました
    その目を見張る幾何学模様の布をまとった時 とても着心地がいいことにに驚きました
    手織りの布はなんて気持ちがいいの

  • ふるさと

    太陽が山の上から顔を出し
    今日 最初の日ざしを海に注いでいます
    私は腰をおろして お茶を飲みながら
    世界中の人がそれぞれの家で目を覚まし
    一日の準備をしている様子を思い浮かべました
    喜び 悲しみ 苦難のときも
    人はふるさとに帰りたいと思うものです
    親や子どもや親戚など 
    愛する人たちのもとへ
    家族がひとつになり
    愛と希望を与え合えば
    怖いものはありません
    嵐のとき 賢い鳥は必ず巣に戻ります
    私たちもふるさとに戻って
    人生の嵐が通り過ぎるのを待ちましょう
    私たちはみんな地球という美しい場所に暮らしています
    私たちみんなのふるさとなのですから
    この地球という星を出来る限り美しくしていきましょう