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石橋高校の部活動に潜入 ー歴史研究部 ・ 筝曲部ー

あっちこっちとちぎ
  • 2023年12月22日

 

ことしは、NHK宇都宮放送局が開局して80年です。そこで、みなさんともっとつながっていこうと水曜日の「あっちこっちとちぎ」のコーナーでは、県内25の市と町をすべて訪ね、その地域の魅力をお伝えしています。今回は下野市です。市内唯一の高校、石橋高校にお邪魔しました。

(宇都宮放送局キャスター 長井ゆめの)

全国大会3位の実力を持つ「歴史研究部」

下野市といえば、薬師寺や国分寺、それに古墳など県内でも多くの史跡が残る場所です。この場所で知られざる歴史の解明に情熱を注ぐ高校生たちがいます。

歴史研究部です。1年生9人、2年生2人の11人で活動中。教科書にも載っていないような地元の歴史について調べて発表し、その研究の深さを競う全国大会で毎年好成績を残しています。ことし8月の全国大会では、3位という優秀な成績を収めました。

副部長 早瀬壮真さん
全国大会の研究テーマは、「“朝鮮人参” 栽培の背景について」でした。
以前の研究で、栃木県内では様々な漢方薬が製造されていたことを知り、その中で、材料となる朝鮮人参が現在の下野市内で栽培されていた、という文献を見つけたことがこの研究のきっかけとなりました。
江戸時代、なぜ下野市で朝鮮人参の栽培が行われていたのか、また、どのように栽培されていたのかなどを研究しました。

研究を進めるにあたっては、実際に現在、県内で朝鮮人参を栽培している人に話を聞きに行ったり、図書館を回って古文書を読み解いたり、さらに関連のある秋田県まで行って文献を探したりしたそうです。足を使って地道に調査した結果が、全国大会3位という功績につながりました。

そして11月16日には、来年7月から岐阜県で開催される全国大会の出場権をかけた県大会が行われました。石橋高校の歴史研究部は見事最優秀賞に輝き、全国大会の出場を決めました。

部長 有野智哉さん
今回の研究テーマは、「一里塚の保存と復興」です。下野市内の日光街道沿いに存在した“一里塚”について調べるとともに、今後、市内の一里塚や旧日光街道をどのように保存、整備していくべきかを研究しました。

石橋高校 歴史研究部の目標は全国大会優勝。その達成に向けて、今後さらに研究を深めていくということです。

日本の美しい調べ「筝曲部」

続いて伺ったのは、日本伝統の琴を演奏する 筝曲部(そうきょくぶ)です。取材6日後の11月11日に県大会が迫っていたため、この日は朝から練習に励んでいました。

1年生3人、2年生5人の8人で活動しています。部員全員が高校に入ってから琴を始めました。筝曲部を題材にした漫画や、部活動紹介で聞いた先輩の演奏に感動したことなどが始めるきっかけになったそうです。しかし、初めて触れる楽器に、苦労もたくさんあったといいます。

1年生 室井優奈さん
最初は、楽譜が漢字ばかりで難しく、絶望しました…。ですが先輩にわからないところ聞いたり、しるしをつけたりして、読めるようになりました。

室井さんの楽譜

室井さんの楽譜には、しるしのほかにもメモや、先輩からのアドバイスなどが細かく書き込まれていました。
よく目にする五線譜は、横書きで左から右→に読みますが、琴の楽譜は本のように縦書きで、右から左←に読んでいくのだそうです。(素人の私には何が書いてあるのかさっぱりわかりませんでした…。)

最後に、県大会に向けて部長の谷島さんに目標と意気込みを伺いました。

部長 谷島優音さん
目標は、全国大会に出場することです。
聞いている人にこの曲の情景が浮かぶような演奏をしたいと思います。

11月11日行われた県大会ですが、上位入賞することができず、目標としていた全国大会の出場は叶いませんでした。しかし、息ぴったりの美しい演奏を披露したということです。

  • 長井ゆめの

    宇都宮放送局 キャスター

    長井ゆめの

    栃木県さくら市出身
    小学校では
    吹奏楽部と陸上部、
    中学校ではソフトテニス部、
    高校では映画研究部に
    入っていました。

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