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伝統を紡ぐ匠の技!真岡木綿

  • 2023年09月11日

NHK宇都宮放送局では、平日午後6時30分からのニュース番組「とちぎ630」で、栃木県内をめぐってその地域の魅力をお伝えする「あっちこっちとちぎ」というコーナーを放送しています。
県内25のすべての市と町を訪ねる今年度の16回目は、真岡市です。
地元の伝統工芸として知られる「真岡木綿」の工房を訪ねました。

                     (宇都宮放送局ディレクター 松本和花子)

栃木県南東部に位置する真岡市。
いちごの生産と並び、まちを代表するのが「真岡木綿」です。

江戸時代には「真岡」がそのまま木綿の代名詞として通用するほど、真岡木綿は上質で人気があり、多く取引されていました。
真岡木綿の生産は一度途絶えてしまいましたが、1986年に市民の手によって復活しました。
現在は真岡商工会議所が運営している真岡木綿工房で、着物などに仕立てるための木綿や、木綿を使った小物がつくられています。

現在工房には、県や市から認定を受けた伝統工芸士、真岡木綿技術者を含めた12名のスタッフが所属し、真岡木綿を織っています。
スタッフのみなさんは、木綿の材料となる綿花を育て、糸を紡いで、機織り機で木綿を織るところまで、すべて手作業で行っており、昔ながらのつくり方を次世代につないでいます。

糸を紡ぐ作業
木綿を機織り機で織る作業

リポートの際は、私も真岡木綿のすてきなお着物を着せて頂きました。

工房の皆さんがすべて手作業でつくった木綿からできた着物は、生地がとても軽くてやわらかく、着心地抜群でした。

今回工房では、2023年10月8日に開催される「もおか木綿フェスタ」に向けて、白生地を作っていました。
染色していない糸のみを使って、同じ平織(ひらおり)という織り方で織っても、糸の太さや機織り機へ通す糸の本数などを変えることで、異なる柄の生地になるそうです。

(左)透けている部分がある生地 (右)格子状の柄がある生地

生地に透けている部分ができたり、格子状の柄になったりと、生地の印象がまったく違いますよね。
この生地のパターンの違いは、無限に生み出すことができるそうです。

30年以上真岡木綿づくりに携わっている花井恵子さんが、真岡木綿の魅力を語ってくださいました。

栃木県の伝統工芸士 花井恵子さん

私たちは綿を栽培して、糸を紡ぎ、染めて、織るという一貫した作業を、手作業で行っています。それが一番の魅力ですね。

「もおか木綿フェスタ」では、今回見せて頂いた白生地の展示会が開催されます。
すべて手作業でつくられる繊細な真岡木綿を、ぜひ間近で見てみてください!
「もおか木綿フェスタ」では他にも、機織(はたおり)や染色などの体験、真岡木綿の着物を着てまちを歩く「着物まちあるき」等も開催されるそうです。

伝統を紡ぐ匠の技術を、みなさんぜひ「もおか木綿フェスタ」で体感してください!

第2回 もおか木綿フェスタ
日時:10月8日(日) 10:00~14:00
内容:①真岡木綿工房作品 展示会
   ②真岡木綿体験会(機織体験・冷凍いちご染色体験など)
   ③わたのみ商品券 抽選会
   ④真岡もめん「着物まちあるき」 
場所:真岡木綿会館、金鈴荘、久保記念館、真岡市まちあるき駐車場

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