壱のツボ 美しきビニール傘に、歴史秘話
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ビニール傘。 |
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実はこれ、今に始まったことではないのです。 |
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現在、国内で唯一の、ビニール傘の製造工場です。 |
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その昭和に花開いたビニール傘の世界へご案内しましょう。 |
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立体的なデザインも・・・ |
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そして、平成26年、夏。 |
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客1「骨は写らないじゃないですか。ビニールでないと。だからそこに工夫があるのかなと。」 |
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時代時代の衣装をまとい、進化を続けるビニール傘。 |
弐のツボ 独創の形にメッセージあり
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皇室御用達の洋傘店、自慢の傘。 前原「この傘のこだわりは谷落ちと呼ばれる生地の貼り方にあります。ちょうど骨と骨の間が、谷のように落ちているのがいちばんの特徴です。」 |
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骨に対して短めの生地を貼り、強く引っ張ると、中央が大きくくぼみます。 前原「自分だけの楽しみというか、言われてみればわかるというこだわりの部分が、物を持つ心をくすぐる。」 美しき形は、使いやすさも、兼ね備えていたのです。 |
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骨の工夫で、傘の楽しみを、最大限に引き出した人がいます。 |
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こだわりは、骨の多さ。 |
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真上から見ると、ほぼ完全な円。 |
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橋本「母胎の中で聞いた音を、音で再現しようとしています。きれいな音が出れば、間違いなくシルエットはきれいだよねというのが根本にある。」 これが傘の、もうひとつの楽しみです。 |
参のツボ 傘の街が生む物語
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写真家、布施正義さん。 布施「都市ならではの、直線とか四角とか、無機質なところにあえて丸いものを合わせてみたり、おもしろい絵を撮りたいと思っています。」 |
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布施「妖精とか魔法とか、そういうイメージがあるものなので、普通に見えているものがファンタジーになってしまうというか、そういうキーワードになるアイテムな気がしますね。」 傘はドラマチックなんですね。 |
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渋谷スクランブル交差点の光景に触発され、都市に傘を並べる活動をするアーティストがいます。 |
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ヒロキ「すべての生命を花で象徴させているんですけど、傘をこうさすって、これは本当に、花が開くという。1人1人が花一輪になる部分が、街に色をつける。で、少しでも、街を美しくしたい。」 東京に雨が降ると1本1本の傘が物語へと誘います。 |
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永井荷風は大の散策好きとして知られています。 |
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『いきなり後方(うしろ)から、 |
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荷風と路地に詳しい岩垣顕さん。 岩垣「荷風の作品からうかがえるのは、傘がきっかけとなった出会いとか、雨の日だけの、傘をさしているからこそ生まれる物語というのが、あるような気がしますね。」 |
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傘の情景、早速見つけました。 |
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傘が心を語ることもあります。 |
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雨と傘の物語、いかがでしたか。 |
楽曲名 | アーティスト名 | 使われた場所 (番組開始後) |
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Moanin' | Art Blakey & The Jazz Messengers | 0分2秒 |
Toute la Pluie Tombe sur Moi | Sacha Distel | 1分35秒 |
MONICA | Big Catch | 2分48秒 |
first period | rei harakami | 3分44秒 |
Despute | NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET | 7分11秒 |
Orbits | NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET | 8分18秒 |
1日 | rei harakami | 8分58秒 |
Dig Dis | Hank Mobley | 11分20秒 |
Headlight | 太田 朱美 | 13分26秒 |
Feelings and Things | Chick Corea & Gary Burton | 14分58秒 |
NO.8 | Chick Corea | 16分38秒 |
long time | rei harakami | 21分35秒 |
前奏曲 第15番 “雨だれ” | Alfred Cortot | 24分46秒 |
1日 | rei harakami | 28分27秒 |